電磁戦隊メガレンジャー第19話
第19話「打ちこめ! 不屈の必殺パンチ」レッドがメインの回。あらすじ……夜中に突然、円盤形の宇宙船が現れ、そこからクネクネが降下してきて、子供たちをさらっていく。メガレンジャーたちは駆けつけたものの、人々とクネクネが入り乱れているために銃は使えない。そこで健太が接近戦を行う。だが、誤って少年を殴ってしまう。怪我をする少年。病院に連れて行くが、命に別状はないものの、まだ意識が戻らないという。健太はもう二度とメガレンジャーにはならないと言って病院をあとにする。瞬たちはそっとしておいてやろうと言うが、耕一郎は同情だけでは健太を助けることはできないと言って、パンチの練習相手をする。だが、顔を殴るように言ったとたん、健太はパンチを出すことができなくなり、その場から逃げ出す。埠頭でたたずんでいる健太の元に、耕一郎から話を聞いたという久保田博士がやってきて、彼をあるボクシングジムに連れて行く。久保田博士は、ジムでスパーリングしている選手が今度復帰戦をすることを話す。だが彼は勝てないかも知れないという久保田博士に、健太はパンチ力もあるのに何故だと問う。すると久保田博士は彼が以前、ボクシングの試合中に対戦相手を再起不能にしてしまったからだと答える。だが、その対戦相手からの励ましを受けて、再びリングに立つことにしたのだと聞かされる。そこにネジレ反応の報告が入り、健太は出撃する。目的の場所に着いたメガレンジャーたちだが、サソリネジレに操られた子供たちによって攻撃ができない。なんとか子供たちを振り切った健太はサソリネジレに殴りかかってサソリネジレを倒すものの、止めを刺す直前に現れたネジレジアの新幹部ギレールに攻撃を阻まれる。ギレールは自分の前に子供を置いて、健太の心の傷を利用して攻撃を封じてしまう。一方的にやられる健太。そこに久保田博士から、少年からのメッセージが届いていると言われて、それを聞く。少年は悪いのはメガレッドではないと言って彼を励ます。それに奮起した健太はギレールに戦いを挑む。ギレールはその攻撃に退却する。サソリネジレを倒し、子供たちの洗脳を解いたメガレンジャー。彼らは巨大になったサソリネジレをギャラクシーメガで倒す。病院では少年が退院する日を迎え、それを出迎える健太たち。健太は少年に花束を渡すと姿を消して、メガレッドに変身し、少年の前に現れる。少年に謝るメガレッド。少年はメガレッドに飛びつく。感想……いきなり宇宙船の出現に、思わずこれはなんだ、と思ってしまった。なんだか未知との遭遇のようでけっこう初っぱなから楽しめたかな。メガレッドが少年を殴ってしまって戦えなくなるのも、なかなかな設定。でもゴーゴーファイブでも同じようなことが起こったような……と一瞬、思ったけど、ゴーゴーファイブの方がメガレンジャーよりあとに作られていたんだっけ。それに戦闘不能になるのは、ゴーイエローだったし、メガブラックの役をやったのはゴーレッドだったな。少年の励ましで復活するのも同じだけど。それぞれおもしろかったな。そうそう、久保田博士の役割は、ゴーレッドたちの父親の巽博士だった。パターン的にはほとんど変わらないけど、ふたつの作品の違いは、メガブラックとゴーレットの違いかな。メガブラックも大人だけど、ゴーレッドのような強引さはない。言っていることは同じなんだけど。もっともメガブラックらしい励まし方だったし、ゴーレッドにはないやり方も好きだな。