HERO讃歌

2007/03/24(土)00:27

超星神グランセイザー第47話

特撮・感想(331)

第47話「滅亡の序曲」 登場グランセイザー……天馬・未加・剣・洸・直人・豪・蘭・愛。変身後のみは、涼子、仁、誠、辰平。 あらすじ…… ブライトンにボスキートの子孫だと言われた蘭は、仲間たちのもとからも姿を隠してしまう。 蘭を捜す天馬たち。町中を歩きながら、蘭は人々の平和を守るために、自ら犠牲になることを決意する。しかしそこにアケロン人のルビーが現れ、蘭にブライトンを信用してはならないと告げる。 より話をしようとしたところに洸が現れ、ルビーは彼に阻まれ、蘭は逃げ出してしまう。 そして蘭は彼女がアケロン人であることを知り、ブライトンの言葉を信じて、現れた彼の前にウオフ・マナフの元に連れていってくれるように告げる。 しかしそこにそれをやめさせようと、直人と豪が現れる。アルゴウルとの戦いに苦戦する直人と豪。ついに蘭は彼らの前に立って、自分の命を差しだそうとするが、アルゴウルからの攻撃を受ける寸前、天馬によって救われる。天馬は彼女を助けると同時に、首筋に手刀をうち、気を失わせ、直人と豪に安全な場所に連れていくように告げる。気を失った蘭をつれて退却する直人と豪。 天馬とアルゴウルの戦いになるその直前、ロギアが現れブライトンに攻撃をかける。ロギアは「自分を裏切ったベルゼウスを必ず引きずり出す」と告げる。ロギアの登場にブライトンたちは退却する。 そしてロギアは天馬に「ヴィジュエルを殺させてはならない」と告げる。彼女の存在が地球を救うのだと。 そのころ博士は、水晶板が微弱な電波を受けているのを知り、蘭を連れてきて欲しいという。一方そこがいちばん安全な場所と言うことで蘭は、警察署の留置所に直人ともに入っていた。自分ひとりの命で、地球が救われるのなら、ウオフ・マナフの元に行くという蘭を直人が必死でとどめている。しかし、そこに愛がやってきて、彼女の立場に理解を示す。そして毫も。愛と豪は蘭をウオフ・マナフの元に行かせることを決意し、蘭を外に出す。 残された直人は「なぜ自分の命を粗末にしたがる」と叫ぶ。 一方ブライトンは、地球人にだまされたと告げて、怪獣を出現させる。東京に向かう怪獣を風のトライブが抑え、その間に天馬たちに蘭のことを任せる。 そしてウオフ・マナフの元に向かう蘭の前に再びアルゴウルが現れる。死を覚悟した彼女に向けられるアルゴウルの攻撃。だがその瞬間、ルビーが身代わりになる。彼女は蘭に告げる「あなたには地球を守る使命がある」と。 感想…… 怒濤の回という感じ。時間があっという間に過ぎていって、わくわくする。次の回がとても楽しみな作りになっているし、これからどうなるのかなと期待がいっぱいなのだけど、難を言えば蘭が、自分の命を差し出そうとするシーンがちょっとあまりよくなかったかな……。台詞が気恥ずかしいというか。でもあのシーンがないと話にならないのは事実なんだけど、なんかもう少し別の角度から切り込めなかったのかと思ってしまった。あまりにも類型的だったからね。 でもそのシーンは絶対に必要ではある。そうでないと、留置所での彼らの立場がはっきりしないから。豪と愛は人の命を守職業だけあって、説得力ある感じがしたし、特に豪は以前にも、自分を犠牲にしようとして戦いをやめさせようとしたことがあったから、あの台詞には納得いく。 また直人もよかった。格闘家である彼の叫びはこの話の中では秀逸な台詞だったと思う。彼の心情がはっきりとわかるし、強いばかりではない彼の一面が見えたような気がする。また天馬の台詞もいい。みんな同じことを言っているんだけど、それぞれの立場によって台詞のニュアンスがちょっとずつ変わっているのが、よかったと思う。 グランセイザーは30分の間によくこれだけ詰め込めるなぁと思うことがたびたびあって、本当に感心ししてしまう。

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