☆ レトロ館 ☆

2019/09/04(水)11:01

さよならジュピター

特撮(1224)

ようやく書きますね。 映画『さよならジュピター』を初めて見た感想です。 見る前にさんざん周りの人から悪評を聞いていたので、 一体どんなにひどいんだろう…と思っていたら、いざ見たら別にいうほど悪くなかったです。 多分悪い話を聞きすぎて、特にリアルタイムで見ていた人のガッカリ感を聞いていたのですが、 今見たら当時としては技術的に先端を行っていて、頑張ってるんじゃないの?という印象です。 まあストーリーの中で、説明不足な点と、逆に「これはいらないだろう」という部分があるので、 そういったものがもっと整理されていたらいい映画になっただろうにと思う面はあります。 悪くないと思った反面、「じゃあよかった点はどこ?」といざ聞かれたら すぐに返答ができなかった自分もいるというね(笑)。 そして私が出した答えが、岡田真澄がかっこよかったという点だったので、 それはそれで着眼点狭すぎという感じもしますが。 宇宙船のミニチュアとかも、今までの邦画の宇宙船に比べたら格別に優れていると思いますが、 やっぱりそれをもっと生かせるストーリーだったらなあと思う部分はありました。 ジュピターゴーストをもっと見たかったです。 あれだけすごい模型が、ちょっとしか映らなくてもったいないと思いました。 きっと、後年見て「言うほど悪くないじゃん」と言ってる私のような人間でも、 こうして挙げようと思えばいくらでも不満はあるわけだから、 当時期待して、予告編とかで「すごい!」と思って見に行った人は、もっと不満だったでしょうね。 それだけ可能性を本来秘めていた作品だったのに、残念だったですね。 一点アドバイスですが、もし『さよならジュピター』のソフトを入手する場合は、 メイキングが収録されていて、小冊子もついてくる、DVDデラックス版をお勧めします。 本編を見る前にこのDVDのメイキングと小冊子で予習をしました。 メイキング見れば本編をおもしろそうと思ったし、 小冊子は樋口真嗣さんや手塚監督が寄稿しているので、それを読むのも楽しいですよ。 ​ 【中古】 さよならジュピター デラックス版 /三浦友和,ディアンヌ・ダンジェリー,小野みゆき,レイチェル・ヒューゲット,田中友幸,小松左京(総監督、脚本),橋本幸治,羽田 【中古】afb​ さよならジュピター、こんな感じの評判だからこそ、 逆にトークイベントでは盛り上がる題材だと思うので、 今後もそういったイベントのタネになってほしいです(笑)。

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