<児童虐待>国立の自立支援施設で職員が暴力 懲戒処分に
児童自立支援施設での虐待報道だ。虐待はもちろん論外だ。だが、この種の報道があるたびに、う~ん、と考えさせられる。現在の教育現場では教師が生徒に「愛のムチ」すら与えることができない。親がすぐ体罰、体罰と訴えるからだ。「愛のムチ」なのか体罰なのか、バランスが難しい。しかしきちんとしたしつけ、教育は必要だ。今の社会をみてみると、教育がないがしろにされていることは明白だ。 ________________________________ “126,200円”全て無料!?インターネット史上初の最も非常識なプレゼント!” _______________________________ 非行をした子供などを指導する国立の児童自立支援施設「きぬ川学院」(栃木県さくら市)で8月、当時の男性寮長(39)が入所している10代の少女の顔をけるなどし、けがをさせていたことが分かった。厚生労働省が12日発表し、元寮長を同日付で停職3カ月の懲戒処分とした。「指導に従わないため感情的になった」と釈明しているという。 今年4月施行の改正児童福祉法は、児童福祉施設職員に施設内虐待の早期発見・防止を義務づけており、藤原禎一・厚労省家庭福祉課長は「モデルとなるべき国立施設で虐待が起き、心からおわびする」と謝罪。梶原敦院長と教務課長を訓告、副寮長を厳重注意処分とした。元寮長は、入所児と接しない事務職に就いている。12日、栃木県警さくら署へ自分の暴力行為を申告した。 厚労省によると、元寮長は8月15日朝、敷地内の畑で少女が野菜の収穫をしないため、作業するよう注意。少女の髪をつかんで引きずり、顔を地面に押しつけた。さらに顔や上半身を数回足やひざでけり、鼻から出血させ、首筋にすり傷と腹部や足に内出血を負わせた。看護職員の手当てだけで病院を受診させておらず、けがの程度は不明という。 厚労省が他の入所者らに聴いたところ、退所者を含む7人が元寮長から髪を引っ張られるなどの暴力を受けたと証言。「生きている価値がない」と言われた少女もいた。 児童自立支援施設は全国で58カ所あり、国立は女子はきぬ川、男子は国立武蔵野学院(さいたま市)の各1カ所。家庭裁判所の送致先ともなる。【野倉恵】 虐待:5歳の里子を殴り重傷負わせる 主婦を逮捕 大阪 児童養護施設:地方への権限移譲反対 関係12団体要望書 オレンジリボン:ご当地ヒーローが東京に集結! 児童虐待防止呼びかけ 映画:養護施設の子ら見つめる「葦牙」 虐待からの再生、描く クリスマス村の親子たち:/上 母の迎え、涙こらえ待つ ※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または毎日新聞に帰属します。2010年01月06日 マーターズ