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2006年04月02日
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カテゴリ:雑感
本日は4月から新しく入社される新メンバーのための歓迎会を行った。当社は2003年4月16日に4名でスタートをした会社だが、現在は正社員12名、アルバイト4名の会社になった。また来年度、新卒も採用をする予定で、優秀な若者とがひとり、当社に入社してくれると考えている。

今回は3月入社の日比谷さんと4月入社の東泉さんの入社のお祝いを行った。

採用人数をおさえて運用残高を拡大させれば、すなわちその分、利益が増えるわけである。しかし、採用人数をおさえて資産規模を拡大すると必ず質の低下が起きる。質の低下は運用残高の拡大とともに発生するのである。これはほぼ確実に起きるのである。

顧客のことを考えれば、運用残高の拡大の前に人を充実させなければいけない。ところが問題なのは、人の充実が短期的には運用成果の改善に短期的にはストレートに反映しないのである。

1)採用した人が優秀か
2)採用した人が他のチームと融合をするか
3)融合をした結果、チームの潜在的な運用力が上昇するか
4)潜在的な運用力の向上を、実際の運用成績の向上に顕在化できるか
5)人が増えることによる混雑の解消(人が増えるとチーム力は上昇するが、一方でコミュニケーション不足が起きたり、ストレスが発生したりする。チームのメンバーのケミストリーの問題や派閥の形成など)

もちろん、人の採用はコスト上昇を意味するし、そんなに簡単に人を首にするわけにはいかない。

ただ前述したとおり、人の採用をためらえば必ず質の低下が発生するのである。よって、顧客のためには運用資産の伸びよりも人の採用をむしろ先行するくらいでなければならないということになるが、後は今度はマネージメントの負担が発生するのである。

運用成績というのは、単なる天才的なファンドマネジャーがあっと驚くひらめきや傑出した分析力で決まる場合も多いけれども、ファンドサイズが大きくなればなるほど、チームの力やそれを支えるバックオフィスのサポート力、会社全体のマネージメント力や強力なコンプライアンス体制などが求められていく。もちろん、顧客に対する営業や投信計理をできる優秀なスタッフなども必要なのである。だから、運用というのはファンドマネジャーも重要だが、F1レースのようなものだ。

F1レースでは、もちろんドライバーの善し悪しが重要だ。そしてドライバーは運用会社のファンドマネジャーにあたる。しかし、どんなに優秀なドライバー(FM)でも、マシン(会社)のクオリティが低ければ高い成果がでない。またメカニック(運用サポートチーム)の存在も不可欠である。また、それを支えるスポンサー(顧客)のコミットメントなしにはレースに出ることすらできない。

よい運用者がよい経営者になれるとは限らない。そこが本当に難しいところだ。

とはいえ、よい運用成績を残し、会社として発展していくためには人の採用が不可欠である。私のやるべきことは、よい人を採用し、働きやすい環境を作り、結果を出してもらい、それに見合った報酬を払い、さらに次の目標に向かって進んでいく環境を作ることである。さらに私自身もよい成果を出すためにがんばらなければならない。プレーイングマネジャーの難しさだ。

4月になった。ここでさらに力を入れてがんばらなければならない





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最終更新日  2006年04月02日 19時25分16秒
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