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テーマ:鉄道(22430)
カテゴリ:肥薩おれんじ鉄道
米ノ津駅(こめのつえき)は鹿児島県出水市下鯖町にある肥薩おれんじ鉄道の駅です。 駅番号はOR15。 鹿児島県最北端の駅です。 1923年(大正12年)10月、鉄道省・川内線の駅として開設。 1927年(昭和2年)10月、湯浦駅~水俣駅の間が開業、八代駅~川内駅~鹿児島駅の間が鹿児島本線に編入される。 1970年(昭和45年)9月、CTC化に伴い駅業務委託化が実施され、出水駅の被管理駅となる。但し出水駅貨物取扱関係で駅長所在駅として存続。 1984年(昭和59年)2月、荷物扱い廃止。無人駅化され米ノ津駅長が廃止される。 1985年(昭和60年)7月、木造駅舎解体、現駅舎が竣工。 2005年(平成17年)3月、出水市立出水商業高等学校の通学利便のために平日のみ米ノ津発着列車が1往復運転される。 相対式ホーム2線2面を有する地上駅です。 かつては駅長所在駅だったため大きな木造駅舎が建っていましたが、無人駅化に伴い解体撤去され、1985年に現在のプレハブ駅舎が竣工しました。 駅舎の隣には水洗トイレも併設されていましたが、設備老朽化に伴い、2021年(令和3年)に閉鎖され使用不可能となっています。 2019年度(令和元年度)の1日平均乗降人員は205人です。 駅周辺に住宅が多く、近隣に出水市立出水商業高等学校もあるため平日の朝夕は当駅を利用する通勤・通学客が多くいます。 国鉄時代は木造駅舎が建つ有人駅で、駅東側に貨物用側線とホームがあった他、西側にも数本の小規模貨物取扱用側線が敷かれており、隣の出水駅留置の貨車入換や近隣の米ノ津港等への貨物積降ろしを行っていました。 そのため、当駅の貨物取扱が1961年に廃止された後は出水駅の貨物、荷物扱いの補完的な役割を果たしていた。 しかし、1984年の出水駅貨物取扱廃止と同時に当駅の貨物取扱も全て廃止された。 かつては米ノ津港から長島、伊唐島、諸浦島を経由して獅子島の御所浦港まで結んでいた波戸汽船(フェリーすずかぜ)が運航されていて、当駅は御所浦フェリーへのアクセス駅としても賑わっていました。 しかし、黒之瀬戸大橋、伊唐大橋等の開通によって自動車でのアクセスか格段に向上したことでフェリーは利用率が著しく悪化したため運航区間短縮が行われ、当港~宮ノ浦港(長島)~長島伊唐港(伊唐島)間は2008年5月の運航を以て運航が無期限休止され、2009年1月を以て正式に廃止されています。 駅名の由来は、開業当時の地名(出水郡米之津町)が由来です。 古くは「米之津」と書かれていた。「米ノ津」の「米」は「米」、「津」は「港」を表す言葉で、読んで字の如く「米の積出港」を意味する地名です。 この地は古くから稲作が盛んだった上に米ノ津川の河口に作られた集落だったため、港では米の出入りが多かった事から「米之津」と言う地名が生まれ、駅名は「之」を簡素化して「米ノ津」になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.24 21:50:06
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