2007/10/18(木)11:54
吉川英治 私本太平記
室町幕府の成立については、足利尊氏が開いたことしか知識が無かったので、
大学の後輩で城跡マニアの後輩たけB7FPさんからこの本を借りて読んでみた。
尊氏の少年期から最期までを8冊で描いている。
150年続いた鎌倉幕府は腐敗して人々は変化を求めていた時、
青年天皇後醍醐の勅令により各地で反幕府勢力が蠢動する…
室町幕府が成立するまでは色んな局面・ドラマがあったことがわかった。
そして、弟の直義、高師直の存在が大きいことも知った。
ちょっと残念なのは尊氏の内面まで描いていないこと。
脇役というには存在が大きい、新田義貞、楠木正成の話が短いこと。
恐らく読者に想像させよう、尊氏に集中させようという意図だと思うが、
欲求不満が残る。
さて、次は鎌倉幕府の話でも読んでみようかな?
何かお薦めがあれば教えてくださいな。
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