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今の店長はしばしば「きれいだね。」と言ってくれる。
きれいだねって、不思議な言葉。それに私のここでの あだ名がグアッパなんて奇妙。いい女だ、とか、美しい とか、そいつがあだ名になっちまってる。私はだけど、 戸惑わない。慣れてしまっている。そんなことをいちいち 日記に書くなんて、何て嫌味なやつだと思われそうだが、 まあまあ。それなりに悩みだってあるものなのだ。 今日はバイトに入ると、まあ、五時少し過ぎから、政治家と 思われる人たちが飲んで食べている。「ぐあはっは!」店じゅうに 響く大きな笑い声。ましてや他のお客さんがいないのだから なおさら。「ぐあはっは」面白がってMもまねをする。 私は思えばMにこのあだ名をつけられたのだろう。 Mと冗談を言ったり、いたずらをしながら、一方で仕事をしている。 だが、もう少しでMはコロンビア帰国だ。とはいえ、戻っては くるけれど、一ヶ月はまあまあ長いだろう。 私が「ぐあはっは」の客を接客すると、すぐ、ぐあはっはは 「君、スペイン行きたいだろう。連れてってやるよ。」と 豪語する。いいや、いいよ。それより、チップくれよ、と、 浅ましくも思う。苦手なのだ。どこかに連れてってやるよ、 と冗談でも軽く言われてしまうのは。私の自由は金では 買えません、と、表情を白くする。 その後は、財布の中が札だらけの客が来た。ワイン通の 顔をして、一本ワインを注文。ある程度飲んで、後は やるよ、さらば、といって去っていった。 なかなか店は忙しい。だが、二階は更に混雑していたようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 27, 2008 04:17:38 PM
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