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今日の札幌は札幌じゃなかった。
イングランドからのサポーターが街にあふれ、昼間っから 歌を歌いながら行進する様がそこかしこで見られた。 まるでイスラムから開放された都市よろしく十字軍に群がる 民衆のごとく、誰もが誇らしげ。 札幌が一瞬だけ国際都市となった2002年6月7日。 他の都市はどんなことになってるんだろう? 私の金曜日の夜は皆さんご存知のようにお店の出勤日。 イングランド×アルゼンチンも捨てがたいけど、お金と責任の 方がもっと大事。 ここのところ会社の仕事が立て込んで、遅刻をすることが多く 申し訳ない気分いっぱいだったけど… ワールドカップのお陰でお店に遅刻せずに済むのは本当に嬉しい 誤算だ。 なんせうちの所長はサッカー大好き人間。 ワールドカップだけでなく、普段のJリーグもしょっちゅう観に 行っているので、こんな大事な一戦をリアルタイムで観ないわけ がない。 本日は仕事が立て込んでいて、午後から死闘の銃撃戦のように ガンガン依頼を受けまくったが、早く帰りたい気持ちは両者一緒 だったので、もめることなくどんどん仕事が片付いた。 ありがたいことに他の営業マンが一日中外出していて、他の依頼 がぶつからなかったのも勝因のひとつと言える。 午後19時半。おもむろに上着を来た所長の姿を確かめると 私はパソコンの電源を落としてさっさと外に出た。 店は暇を予想していたのに、すごく忙しくてママもご機嫌。 今日は全てうまくいったので私もほっと胸をなでおろしている。 にしても、酔っ払いすぎた。具合わる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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