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昔、と言っても今から10年ほど前に、新宿の安田火災ビル?
に、ゴッホの「ひまわり」を観に行ったことがある。 分厚いガラスのショーケースの中にある「ひまわり」をしかと 観たくて、ガラスにへばりついてそのタッチをチェックしようと したら、油絵特有の絵の具の塊の渦に、私は飲み込まれそうな 恐怖を感じたことを良く憶えている。 順番待ちをしている人にその場を譲って、人と人の間から眺めた 「ひまわり」は、迷い込んだ森の中で見つけた一筋の光のように 暖かく、美しい絵に思えて、不思議な感覚に囚われたことも よく憶えている。 人によって、美しさを感じる尺度は様々だろう。 荒々しいタッチに憧景を抱く人もいれば、か細く折れそうな ラインにはかない美しさを感じる人もいる。 私はどうも、ある程度、自分だけがわかる距離を置くことで 美を感じるタイプの人間のようである。 それは、物だけではなく、人間関係に置いてもしかり。 美しく、辛い思いをしない距離で万人と付き合うことができたら きっと物凄く楽なんだろうな。 それがうまくできないのは、人間と向き合う感情は自分ひとりの ものではないからなのだろう。 あの人とはこの距離で、この人とは肌が触れ合うくらいに… といくら自分ひとりで定義を作っても、相手も同じようにとは なかなか難しい。 だから人生っていいものなのかもしれないけれど… なんて、31歳になってからちょっと考えてみたりしている りえりんなのでした。 りえりん風哲学…まだまだ続きます(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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