|
カテゴリ:Jazz
ハンコックがワーナー在籍時に残した3枚のアルバム、「Fat Albert Rutunda」(1969)「Mwandishi」(1971)「Crossings」(1972)をカップリングしたもの。"Fat Albert Rutunda"はTV番組のサントラであるが、他の2作は当時のハンコック・セクステットによる演奏で、BlueNote最終作の"The Prisoner"(1968)と、CBS移籍第一弾となる"Sextant"(1973)との間の過渡期の作品だ。
Disc 1 1.Wiggle-Waggle 2.Fat Mama 3.Tell Me a Bedtime Story 4.Oh! Oh! Here He Comes 5.Jessica 6.Fat Albert Rotunda 7.Lil' Brother 8.Ostinato (Suite for Angela) 9.You'll Know When You Get There Disc 2 1.Wandering Spirit Song 2.Sleeping Giant, Pts. 1-5 3.Quasar 4.Water Torture Disc1:1-7 Herbie Hancock (p,elp) Joe henderson (ts,fl),Joe Farrell (ts,as) Johnny Coles,Joe Newman,Ernie Royal (tp) Garnett Brown ,Benny Powell (tr) Buster Williams (b,elb) Albert Heath, Burnard Purdie (ds) etc. Disc1:8-9 & Disc2 Herbie Hancock Sextet ディスク1の1から7が"Fat Albert Rutunda"、8からディスク2の1が"Mwandishi"、ディスク2の2から4が"Crossings"に収録されていたもの。Mwandishi(ムワンディシ)とはハービーのアフリカ(スワヒリ)名で当時のメンバーは次のように全員アフリカ名を付けていた。 Herbie Hancock (p,elp).....Mwandishi Eddie Henderson (tp,flh).....Mganga Benny Maupin (ss,fl,bcl).....Mwile Julian Priester (tr).....Pepo Mtoto Buster Williams (b,elb).....Mchezaji Billy Hart (ds).....Jabali ヘンダーソンやプリースターは自身のリーダー作でもアフリカ名を名乗っていたこともあるので、当時すっかり嵌まっていたのだろう。ゲストのレオン・チャンクラーまでNduguと名乗っていたが、最後までこの名前を使っていたのはチャンクラーだった。 前述のように"Fat Albert Rutunda"はサントラなので、他の2作に比べると全く別物の印象を受ける。しかし一般受けするとしたらコチラなのでしょう。ジャズ・ロック調の1や7はノリも良く、ジョー・ヘンダーソンも快調だ。 しかし私が好きなのは後の2作品。"Mwandishi"では9のYou'll Know When You Get Thereが良い。これは後の"VSOP"(1977)でも同一メンバーで演奏されていた曲で、当然"VSOP"での方が洗練されてはいるが、本作も神秘的で素敵だ。"Crossings"では大作2:Sleeping Giantのpart5あたりと3のQuasar。次作であるCBSの"Sextant"よりも素晴らしいと思う。 でも今時こういうのを聴く人もいないだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 24, 2006 11:02:55 PM
コメント(0) | コメントを書く
[Jazz] カテゴリの最新記事
|