1月29日の日記こんなことを書くべきじゃない、と思ってお昼の日記では書かなかったけど、やはりなんだか私の胸に棘が刺さったようになってるので、その棘を引っこ抜くために書きます。まあさらっと読み流して見なかったことにしてくださいね。 今日は美容院に行った後、電車に乗って街に出た、ということを先ほどの日記には書いたのですが。 雨のなか、もうどうしようか?と思うくらい、すれ違う人、ガラス越しの喫茶店のお客さん、何人も何人も、数年前に亡くなった私の知人に見えたのですね。皆同じ顔。彼の顔。 そのたびにぎくっとして足が止まってしまい、 「どうしたんだ私?」 と思ってしまいました。 (勿論、彼の顔に見えた一瞬後には、別の本来の顔に戻っていました) 動揺しながら帰宅して、つらつら考えるに… そう。先週が彼の命日でした。 正直、彼の命日なんて完全に忘れてました。 彼は私の、20年前の彼氏だったのですが、やはりお互い子供だったので、すごく傷つけあって別れたのですね。 その後、何かで出会っても、とても気まずい思いをしていました。 そのままお互い社会人になって、もう偶然にも会わなくなり。 結婚し。 次に聞いた彼の消息は、彼の死だったのですね。 なんていうか… すごくショックだったし、最期のお別れもつらかったのですが… なんとなくいつか、もっともっと年取って、彼に再会したときには 「あのときはこうだったよね。」 「若かったよね。」 なんて笑顔で話が出来るのではないかと思っていたのですね。 そうやって、いつかきちんとあの頃のことを話しあうことで、やっと私たちの(私の、というべきですかね)青春が完結するのかなあと。 ところが思いがけず、こんなに早く死んでしまった。 なんかねえ、何か、うまく言えないけど、バチーンと道がぶった切られたような、そんな気持ちでいるのです。 別にずっと思い出し続けてるわけではないんですけどね。 ぶっちゃけ、忘れてました。今日までは。彼の命日さえ。 でもひきずってたみたいです。私。 会いに来てくれたんでしょうか、彼は。 命日の頃は彼の奥さんや子供やお父さんお母さんのところにいて、それから親しい友人のところをまわって。 だとすると、日付的にはかなり後回しにされた感はありますが(笑) 彼もまた、それなりに私と気まずいままになってることを、気にしてくれてたんでしょうかね… つくづく自分に都合の良い考えかたですけど(笑) さようならKさん。 もういいよ。 元気でね。 ジャンル別一覧
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