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☆☆riri☆☆@ Re[1]:お久しぶりです(10/28) Onmaさん コメントありがとうございます…
Onma@ Re:お久しぶりです(10/28) お久しぶりです^^ 実は私も同じです。 f…
☆☆riri☆☆@ Re[1]:普段通りの誕生日(07/18) Onmaさん コメントありがとうございま…
Onma@ Re:普段通りの誕生日(07/18) ririさん☆ お誕生日おめでとうございます…
☆☆riri☆☆@ Re[1]:小池さん去る(03/30) Onmaさん  素敵なコメントありがとう…

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2005年06月30日
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 ようやく平年並みに涼しくなってきた札幌です。
 いや~、先週の「anego」の最終回の視聴率は良かったらしいっす。
 週末にゆっくり録画したのを見たけど、実に爽やかな終わり方だったと思う。
 番組のサイトの掲示板を見たら、「主役二人をちゃんとくっつけて欲しかった」という希望が多くてびっくり。っていうか、あれですぐに結婚したら余りに現実離れしてドラマ過ぎるやんけ~!奈緒子が11歳年下の彼のプロポーズを断って、ひとまず自分一人で立とうとする方がリアルですな。
 ..........。
 逆にドラマだからこそ、夢を見たくてみんな判りやすいハッピーエンドを望んでいるのかな??
 愛読しているキャシーさん(お気に入りリンク参照)の昨日の日記でも「人物像造型がよくできてる」って褒められていたこのドラマ、最近の日テレの中ではかなりのヒットである。今日改めて林真理子の原作本を立ち読みしたら、余りのおどろおどろしさに...絶句(笑)。終盤なんてドラマと全然違っていて、ほとんどホラーの域だもんなぁ。そこは生粋の軍人タイプ、林真理子が書く故に致し方ないんだけど。 
 
 さて、一昨日書いた日記に関連して..
 実~~に各種族の恋愛における力関係、行動パターンの特色が出ているマンガを御紹介。
 30年トップを走り続けている少女マンガ界の超大御所、一条ゆかりの「プライド」。

プライド(3)

 この作品はストーリーテラーで華やかな画風を特徴とする一条ゆかりらしい、王道中の王道のマンガとして人気が高い(ちなみにエッセイや行動パターンから判断するに、一条先生も典型的な軍人タイプである)。
 「プライド」は、対照的な生き方をする二人の女性がプライドを賭けて自分の人生を切り開こうとするお話。
 主人公の史緒は、亡きプリマドンナの母と会社を経営する父の間に産まれ、音大でオペラ歌手を目指していた。が、父親が事業に失敗し人生が一転。留学を目指して臨んだコンクールも、ライバルの萌に阻まれる(この二人がこのマンガのヒロインである)。やむなく高級スナックで歌を歌いながら日銭を稼ぐ史緒。このスナックに学費を稼がなくてはならない事情がある萌が入り、ひょんなことから二人は同じ大学でピアノと作曲をしている蘭(男性)とユニットを組んで歌うことになる。が、対照的な二人の女性が音楽の土俵に一緒に上がる時、実はすばらしい化学反応を起こすことに気付いていく...。

 このマンガのヒロインが、少女マンガ界において珍しく学者タイプの女性。
 ただそこは一条ゆかりなんで...凄いゴージャス系の美女として設定されている。加えて上品で知的。美貌だけではなく豊かな音楽的な才能と、その育ち故の高い教育も受けている。が、大学を卒業している年なのに一度も本格的な恋愛をしたことがない(もちろん処女)。恋愛すると、まず自分の中で凄く葛藤して疲れてしまうので、しまいには関わりたくなくなっちゃう学者傾向がこのマンガではとてもよく描写されている(笑)。でも彼女が人格的に大きな欠落があるとか、そういうことではないんだよね。まず「自分の歩くべき人生道」というものを何より中心に考えているというか。なので、彼女にとっては音楽で自分を表現していくことを追求するのが一番の目的(恋愛は二の次)。
 対してヒール役の萌は典型的な苦労人(軍人タイプ)で、努力に努力を重ねて音楽の道を歩いてきた女性。真っ当な生活にも家族にも恵まれず。それを打開するために裏では結構悪どいこととかも自分の成長のためにはやっちゃうんだけど...。驚く程のハングリー精神で這い上がってきたので、当然何もかも自分とは正反対で恵まれている史緒は妬ましいし大嫌いなんだな(笑)。権力や目に見えるステイタスは大好き(史緒はそういうものに全く執着がないのに手に入れているので、それも萌から見ると腹立たしいのだ)。
 さて、そんな萌が憧れまくっているのが地位もお金もあるキングレコード社長の神野氏なんだが、この彼は昔から史緒のお母さんの大ファン。そしてお母さんにそっくりの美貌と才能を持つ史緒をずっと狙っている。数々の逸話を持つ将来有望なプリマドンナ。社長の自分にふさわしい品格と知性を持ち、会社の広告塔としても期待できる彼女はまさに理想。そう、有能で権力持ちまくり、冷徹な神野氏も軍人タイプなのだ~!!軍人タイプは学者タイプに憧れる傾向がある上に、全く史緒は神野氏に興味がない為、これは凄いルールズになってしまい、結果的に神野氏は史緒が自分を全然愛していないのを承知で「全て君の好きなことをしたらいい。僕は全部援助する」とプロポーズしてしまうのだ(彼なりの愛だということは史緒も十分判っている)。そして自分を追いかけてくる萌には神野氏がまっっっったく食指を動かさないあたりも、とてもセオリー通りだな~~と感心する。
 史緒は音楽をとおして関わる内に蘭丸(多分職人タイプ)を好きになるのだが、自分は婚約している身だし、彼は彼で進むべき道がある、自分の人生とそれは交差しない!と冷静に考えた結果、実に学者タイプらしく...彼の求愛には応じないのである。裏では切なくて泣いちゃうようなとこがあるんだけど、凛として揺れない強さがある(そこに神野氏は惚れているともいえる)。
   
 まだまだ「コーラス」で絶賛連載中。
 ジェットコースターのように波乱万丈なマンガなので、興味がある方は是非。

  







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Last updated  2005年06月30日 23時39分48秒
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