みなさん、こんにちは。
出張中は、環境が変わるのか、ホテルではなかなか寝付けません。
そこで睡眠薬にお世話になるのですが、常用しているとボケるのですよね。
たしかに昨日の記憶が薄れていることはいつも感じます・・・・・
(転載開始)
歯周病患者で心血管疾患リスクが高い〔シカゴ〕米国では毎年,心血管疾患(CVD)の死亡者数はがんの死亡者を上回る。健康的な食生活,十分な運動,禁煙がCVDの予防に役立つことは知られているが,毎日の歯磨きやデンタルフロスでの歯間清掃が命を脅かすCVDの予防につながることは知られていない。ハワード大学(ワシントン)のIndra Z. Mustapha教授らは「歯周炎関連の細菌陽性を示す歯周病患者は,CVD発症リスクが高い可能性がある」と Journal of Periodontology( JOP,2007; 78: 2289-2302)に発表した。 細菌への長期間曝露が影響 JOP編集者のKenneth Kornman博士は「歯周病と心疾患の関連については多くの研究があるが,発症の原因といかなる環境下で発症するかについては明らかにされていなかった」と述べている。以前の研究を新たに分析した知見では,細菌への曝露が長引いたことなど慢性歯周病の長期間にわたる影響が,CVD発症につながった可能性を示唆している。
Mustapha教授らは,臨床診断を受けた歯周病とCVDの症例について検討した11研究に着目。同患者群の全身性の細菌への曝露レベル,細菌への曝露を示すさまざまな生物学的指標を測定すると同時に,特に歯周炎関連の細菌について調査した。その結果,生物学的マーカーが細菌の増加を示した歯周病患者群は,冠動脈性心疾患やアテローム性動脈硬化症を発症しやすいことが判明した。
米国歯周病学会(AAP)のSusan Karabin会長は「歯周病とCVDとの関連をより理解するためにはさらなる研究が必要であるが,今回の研究は歯と歯肉の健康の重要性,それが心臓のケアにいかに役立つかについて示唆している」と説明。「心疾患患者数は増え続けており,1 日 2 回の歯磨きやフロスによる歯間清掃,歯科医院での定期検診といった簡単な行為が,他の健康上のリスクを減らすことを理解する必要がある」と述べている(共同通信)。 |
(転載終了)
歯磨きの間に、かなりの細菌が全身に散らばることは教科書に書いています。
一時的に血液にかなりのバイ菌が入ってしまうのです。
正常でも体の中にバイ菌が入ることがあるのですから、歯周病を放置しておくと
今度、歯磨きするたびに多大なバイ菌が血液の中に入るでしょう。
今回の研究では心臓血管系への問題を証明していますが、それ以外にもまだ知られていない病気の発症の引き金になっている可能性があります。
口腔内はいつもきれいにしておくことに越したことはないですね・・・・