2015/12/17(木)18:58
夫婦別姓は、なぜ「夫が積極的に姓を変えよう」ではなく「別姓にしよう」なのか
相方のお尻に何をする人ぞ
皆様ごきげんうるわしう、来月の夫婦別姓(あと再婚禁止期間)の最高裁判決が楽しみですね!
さて、夫婦別姓が実際どんなところかといいますと、妻の姓にした夫はたったの3.8%(2014年)だそうです。
私も本名は夫の姓です。
ものすごく腹立たしいです。
婚姻届を出すときに、もんのすごく抵抗しました。
まず、夫の姓がすさまじくダサいのです。
漢字がダサい、響きがダサい、ローマ字にしてもダサい。
マジ勘弁です。
ちなみに、私の旧姓は、フツーです。
カッコよくもないけど、ダサくもないです。
なので、フツーからダサいへ転落。
これが、「希少性があり美しく価値のある姓」の女性だったりしたら、むごたらしいことですよ!
先日の新聞記事では、「ぜひ後世に残したい姓」の女性が、「氏を変えるのマジ勘弁」と非常に苦悩されていらっしゃいました。
このお悩みは当然のことです。
野郎がパンピー姓だったら、野郎の側が姓を退くべきです。
たとえばさー
「花京院典子」が「山田典子」にでもなったらどうすんだよ!!
国家の大問題ですよ!
私は「花京院典子」を「山田典子」にした男を、絶対に許さない。
というカッコ良さ論はこの辺にして。
(人それぞれでいろんな理由がありますけど、みなさんわかってるとおり「いろんな理由がありあまって話題に事欠かない状態」)
姓を変えるというのは、けっこうな大仕事なのですよ。
やった人はわかると思うけど。
私も3回変えてますからね。
クッッッソめんどくさい。
こちとら仕事してんだ、平日の昼間なんかに手続きできるかバーカ。
(面倒なのは手続きだけではありませんが)
ということになると、
「女性ばかりに姓の変更を求めていて、偏っているな。
ならば、夫が積極的に姓を変えなきゃダメじゃないか!」
という旋風が起こってもいいようなものですが…
そんな話にはなっていません。
出てるのは「じゃあ別姓にしよう」という案です。
男性側もわかってるんですよ、姓を変えるのがさまざまな面倒を引き起こすということが。
その面倒を「引き受けるのはイヤでーす」というのが、最初に紹介した姓の割合に現れておりますよね。
そんな中でも妻の姓にしたという3.8%の男性には、HISから旅行でもプレゼントしたらいいんじゃなかろうか。
「夫が積極的に姓を変えよう」ではなく「別姓にしよう」になるのは、姦通罪の廃止と同じようなもんだと思います。
その昔、日本にも姦通罪という
「妻が浮気したら逮捕」
というものがありましてですね。
(韓国にはまだあるらしい)
あるとき、
「なぜ女性だけなのだ。これは不平等ではないか。
夫も浮気したら逮捕にしよう!」
という議論が起こったのです。
先が見える結末ですが、国会議員の御仁には、豊富に愛人さんがいるわけです。
「夫も妻も、浮気したらみんな逮捕!」にしちゃったら、国会議員みんな逮捕です。
で、仕方ないから「浮気したら逮捕っていうのは廃止しましょう」ということになりました。
夫婦別姓も同じことで、
「女性ばかりに姓の変更を求めるのはやめて、男性の半分に姓を変えてもらいましょう」
にするとみんな嫌がってやらないから、
「だったらもう、同じ性にしなくていいことにしよう。別姓、別姓。」
となったんじゃないでしょうか。
ちなみに、先進国世界において実質「夫の姓を名乗るしかない」国というのは、日本くらなもんです。
なんで、代議士(←ああごめん、あんときたぶん参院だったわ)の某というオッサンが「家族のきずなが!家族のきずなが!家族のきずなが!」とか言ってんのは意味なくて、だったら世界各国は家族のきずながやたら弱くて、日本が強いのかっていうとそンなことないじゃん。
やっぱりおかしいですね、日本。
ちなみに、夫婦別姓がOKになったら、離婚・再婚という手続きを踏んででも、旧姓に戻したいですよー。
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