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テーマ:最近観た映画。(39118)
カテゴリ:映画
今日の朝一番は、映画「幸福な食卓」を見てきました。昨秋劇場で流れていた予告編が何となく気になり、公開されたら是非見に行こうと決めていました。 まずは街並み風景の美しさ。春の桜並木は勿論ですが、主人公の中原佐和子が同級生の大浦勉学の家に向かう途中の坂道から見た風景が見事。その道路沿いも山の麓も立派な住宅街なのですが、素晴らしい景観です。こんな所に住めたら幸せ。でも坂道ばっかりで大変そう。 その他街を取り囲む綺麗な山並み等々。私は勝手にロケ地は静岡県のどこかかな?と推測していましたが、出てきた電車は富士急です。となると山梨県なのかな?結論は両方でした。甲府市と静岡県小山町でロケしたそうです。 さてストーリーですが、予告編を見た時には家族の物語が中心なのかな、と思っていましたが、それと同じくらい主人公の学校生活が描かれます。主人公の中原佐和子は転校生の大浦勉学が隣の席に座ったことをきっかけに親しくなり、共に同じ高校を目指します。 高校生になった2人はより親しくなっていきます。そして迎える最初のクリスマスを前に、勉学は新聞配達のアルバイトを始めます。「クリスマスプレゼントは小遣いじゃなく、自分で稼いだお金で買いたいから」という動機で。そして自分の家も配達区域だと知った佐和子は、早起きして勉学が新聞配達に励む姿を自室から見守ります。 ずっと見守るだけだったのにクリスマスの朝、佐和子は窓を開けて勉学に声をかけます。「頑張ってね!」「おう!」短いやりとりを交わして再び自転車をこぎ出す勉学。 ここまで若い二人の幸せそのものな様子をたっぷり映し出してきただけに、次のシーンは衝撃的であり、ショックでした。駅のホームで勉学が言った、「俺たちきっと長生きするから、後80回はクリスマスプレゼント交換を出来るな」と言う台詞がしみじみと思い出されます。 映画のラスト、辛い困難を乗り越え前を向いて歩き出す佐和子を写して映画は幕を閉じます。16歳にして大きな試練を乗り越えた主人公の今後に幸多かれ、と願って止みません。 やっぱり映画は良いですね。今年もたくさん観るぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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