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羊さんがこう言った。 『キミは付き合い始めてからこの2年間、 ボクのことをちっとも信用していない。』 『キミは嬉しいことはいつもボクに話してくれるけど 悲しいことになるととたんにボクを遠ざけて口を閉ざす。』 『キミは何か問題があるとそれをひとりで解決しようとして キミを助けようとする人(←自分のこと)を遠ざける。』 『“休暇だけの彼氏・彼女”がイヤだって言ったのはキミだけど そのキミがボクを“休暇だけの彼氏”として扱っているんだよ。』 『ボクは君のことを助けたいだけなのに、 キミはいつもそれを拒むんだ。』 『キミは何か嫌なことがあるとすぐに諦める。 勉強や仕事はあんなに頑張るのにボクらのことになるとすぐ諦める。 腕が痛ければすぐにその腕を切ってしまうのと同じだ。』 『キミは君のことを愛する人を傷つけるのがすごく上手だね。』 全部、昨夜から明け方にかけて 電話で喧嘩をしているときに言われたことだ。 こうして書き出してみると 随分いろんなことを言われたものである。 しかし羊さんの言っていることは正しい。 羊さんのことを信じているけれど100%ではない。 99%は信じているけれど1%は自己防御のために残してある。 でも羊さんにとってはその残り1%が私たちの関係の妨げになっていて、 私が100%羊さんを信じさえすれば喧嘩の大部分は減ると信じている。 喧嘩が減るかどうかはわからないけれど やはり100%信じるなんてそんな怖いことはできない。 羊さんにとって愛は100%の信用らしいので 私が99%しか羊さんを信じないということは 私の羊さんに対する気持ちは100%の愛ではないということらしい。 これが羊さんを悲しませているらしい。 私は喜怒哀楽の表現がわりとはっきりしているほうだけれど どういうわけか恋人である羊さんには喜と楽ばかりを出して 怒と哀はあまり出さずに自分の中に秘めていることも多い。 羊さんは、心から愛し合う恋人たちは 喜怒哀楽すべてを出し合うものだと信じているので 私がそのうちポジティブな面ばかりを見せるというのは やはり羊さんを信用していないということで、 それはつまり100%の愛ではないということの表れなのだ・・ と言う論理に再び戻る。 喜怒哀楽すべてを出さずに ポジティブ面しか出さないわけだから 当然何か問題が起きればそれを羊さんに見せない。見せたくない。 ほんの少しくらいなら見せるけれど100%は見せない。 振り出しに戻る。 この論理で突き進めば当然 私は羊さんを本物の恋人として扱っていないことになる。 “休暇だけの彼氏・彼女”になりたくない と嘆いていたのはそもそも私だったのに、 楽しいとき・嬉しいときだけ気持ちの共有をして それ以外は羊さんを排除していた私の行動は 言っていることに反して “休暇だけの彼氏”として羊さんを扱っていると言うことになる。 羊さんは私が悩むと助けたがる。 私はそれを拒みたがる。 そんなに激しく私の心の中に入られると引いてしまうのだ。 悩んでいる部分と言うのはとても重要でプライベートな部分で そこに100%信じていない人が入り込もうとするのは 私には不快極まりないことであり それをされればされるほど逃げたくなる。 勉強だとか仕事の場面では 打ちのめされてもしばらくすれば自力で立ち上がって頑張れるのだが 恋愛になると「もういいや」とわりと簡単に思ってしまう。 腕が痛ければその腕をすぐに切ってしまう、 と言うのは打ちのめされたらそのままで、 努力もさほどしないで諦めてしまうことを表している。 羊さんを99%しか信じないこと、 都合のいい事しか気持ちの共有をしないこと、 問題を自分の中だけに秘めて羊さんの助けを拒むこと、 羊さんの助けを拒むこと、 ふたりの関係がちょっとうまく行かなくなるとすぐに投げ出すこと。 これが全部羊さんを悲しませていて、 心を深く傷つけているのだという。 羊さんのことが大好きだと思っていたし 今でも大好きだって思っている。 でも全部をさらけ出すのはなんだか怖いし その勇気はなかなか出てこない。 時間が経てば経つほど勇気が出てこない。 付き合い始めた頃は今よりも信じきっていた。 裏切られてもしょせん「短い関係だったから」 って割り切れると思っていたから。 でも2年経った今では「短い関係だったから」 と言うにはちょっと長すぎるし ここで100%信じて裏切られたら深く傷つくだろう。 ブスだとかデブだとかって言う不満だったら お洒落をしたりダイエットしたりして変えられるけれど 内面についての不満ってなかなか変えられないから性質が悪い。 だったらさっさと他の人を見つけて幸せになってくれればいいのに、 と思うのだけれどそんなことでへこたれるのは 羊さんにとっては愛ではないのだ。 羊さんはかなりの熱血タイプで 困難を乗り越えてこそ愛と信じているのだ。 具合のいいときであれば それを受け入れることはできるのだけれど 具合が悪くなるととたんに羊さんの愛が重くて鬱陶しく感じられる。 重い。 重い。 ものすごく重い。 喜ぶべきなのに重くて苦しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月26日 22時28分34秒
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