前々回からインクの試し描きしていたのですが、
昨日はローゼンメイデンを描き、例のごとく鉛筆で主線
やったのでまともに検証できず、結局今日全部終わりました。
結果（あくまで個人的感想）
まず用意した（できた）インク
パイロットのインク（製図用、証券用）：どちらもよく見るタイプです。（製図用は水性）
カラーインク：たぶんホルベインのものだと思いますが
友人から分けてもらったので詳細不明
デリーターブラック：かなり種類があるようですが、今回は水性のもの
アートカラー漫画インク：ハイグレードと通常版の二種
開明 墨の華：墨のなかでは高級品
開明墨汁：普通の墨
呉竹墨汁：通常版、濃いめのもの、超濃いものの三種類
呉竹マンガインク：呉竹のマンガインク
（おまけ）「マンガの達人」についてきたインク：友人から頂き物
以上全十三種類。
パイロット（製図用）
インクの中では水っぽい方で、ノビはよく、描き易い。細かい線も難なく描けます
ただしケシゴムを強くかけ過ぎると場合によっては薄くなります。
乾きが早いほうです。
お値段は普通くらい
パイロット（証券用）
（製図用）と同じく描き易いですが、ケシゴムをかけるとほぼ100％の確立で
薄くなります。細かい線を描く人には（少女マンガのような線）向かないです。
お値段は（製図用とほぼ同額。
カラーインク（黒）
その名の通り、本来カラーイラストに使用するインクです。
少女漫画家のようにPOPな絵を描くのに向いていて、
力強いイラストには不向きです。（カラーの場合）
はっきりとした黒さを持っていますが、やはりイラスト用という印象を受けました。
漫画用としても使えないことはないですが、値段は多少高くつく可能性があります。
デリーターブラック
良くもなく悪くもない、という印象を受けました。
種類も豊富で値段はかなり安いです。
アートカラー漫画インク
インクの中では粘り気が強いほうです。
マンガ用とあるだけあって、そこそこ安定しています。
ただしケント紙（マンガの
原稿用紙）以外の紙で描くとかなりにじみます。
値段は普通程度ですが、ハイグレード版があり、そちらは少し高くなってます。
ハイグレードはドコが強化されたのか分かりにくい…
墨の華
今のところ愛用してます。
ケシゴムをどんなにかけてもあまり薄くならず、墨ならではの書きやすさがあります。
安定した線がかけますが、細かい線にはあまり向かないと思います。
墨の部類では高級品ですが、量を考えるとインクとの値段差はあまりありません。
開明墨汁
墨の華の廉価版といえるものですが、値段はインクと比べると圧倒的に安いです。
呉竹墨汁
書道では分かりませんが、
マンガ用と考えると開明のものとほぼ同じです。
呉竹マンガインク
墨に近いインクです。
ノビがよすぎて細い線には向きません。
線に陰影をつけるのが楽になります。
「マンガの達人」の付属インク
ネタっぽいですが、一応いただいたので使ってみました。
一応描き易いことは描きやすい…ですが
パイロットのインクの安い版ような印象を受けました。
値段はー……判定不能です。
烏口（からすぐち）を使って枠線を引く人はコストパフォーマンスのよさと、
ノビのよさから墨を使う（枠線だけでも）ことが多かったようです。
（今時烏口なんてもの製図やってる人でも使ってないんじゃないだろうか…）
インクは繊細な絵を描く際に威力を発揮するものが多いようです。
でも
やっぱ少年漫画のような絵柄を描くには墨の方がやりやすい（個人的に）です。
今回も「墨の華」を使用することにしました。
