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カテゴリ:コンサート記録~音楽は世界語
Ludwig Van Beethoven Piano Sonata in D Op.10 No.3
Ludwig Van Beethoven Piano Sonata in C minor, Op.13 (Pathétique) Fryderyk Chopin Prelude in C sharp minor, Op.45 Fryderyk Chopin 24 Preludes, Op.28 Maurizio Pollini piano 前回聞きに行った皇帝にピークをとうに過ぎてしまったポリーニの姿を見てしまった気がしたので、本日はその挽回ができるかなと思ったソロリサイタル。 だけれどもやっぱり、2年ほど前に見た彼の熱情が私としてのポリーニの頂点だった気がする。 最初のベートーベンのソナタは、かなり速いテンポで弾いており、やや走りすぎている部分が目に付いてしまった。強弱のつけかたはさすが巧みなポリーニだったけれども。悲愴ではその「走りすぎ」がさらに目立ちちょっとがっかり。ただ、3楽章はいい感じで恬淡とした雰囲気が表現されていたと思った。 ただ、さすがにショパンのポリーニ。後半の一気に弾ききった前奏曲集では、彼の巧みな解釈とロマンチックさがうまく噛み合ってなかなか楽しめた。24曲一気に弾ききった後のアンコールでは、練習曲(エオリアのハープともう一つ)とバラードを弾き、タフさも見せてくれた。 ポリーニの演奏会に至極のピアノを求めていくことはもうない気がするけれど、それでも老いてなおロマンチックでタフな演奏家だとは思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/03/04 07:04:52 AM
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