Wigmore Hall 上原彩子ソロ
Tchaikovsky Deux morceaux, Op. 10 Tchaikovsky Piano Sonata, Op. 37 'Grand Sonata' INTERVAL (20 minutes) Skryabin Etude, Op. 42, No. 4 Skryabin Etude, Op. 42, No. 1 Skryabin Etude, Op. 8, No. 11 Skryabin Etude, Op. 8, No. 10 Liszt Ballade, No. 2, S. 171 Liszt Consolation, No. 3 Liszt Valse oubliée, No. 1 Liszt Mephisto waltz, No. 1 前回のチャイコフスキーコンクールでピアノ部門1位となり、一躍時の人となった上原彩子のソロリサイタル。音響もよいWigmoreで聞けるということで楽しみにしていったのだけれど、私的な満足度合いはいまいち・・・パワーは女性ながらすごくある。派手だしある意味ではコンサートで「映える」タイプなのかもしれない。メフィストワルツなんぞを臆せずトリにもってくる度胸もたいしたもの。ただ、なんと言うか、演奏がつまらない・・・強弱のつけ方やアンダンテの歌い方がチャイコにしてもリストにしてもワンパターンのように思える。これからがきっと彼女にとって正念場なのだろう。一つ一つの曲を丹念に掘り込んで、じっくりとレパートリーを少しづつ広げていかなければ、きっと飽きられてしまう演奏家になってしまうように思う。ううーん。少し意地悪かなあ。。。