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2017/12/05(火)20:15

北朝鮮の核ミサイル開発の目的とは?

国際問題(153)

北朝鮮がミサイル発射で外貨獲得 ? 北朝鮮の経済は、軍隊・官僚を除き、貧困状態にある事は、周知の事実。その民から税金を召し上げ核ミサイル開発に資金投下していると言う。また、そんな事態でも民は、表面的に金正恩氏を崇拝している。本音で言動すれば、投獄又は処刑されるからだ。 そんな恐怖政治をしながら民を従えて、漂流しているかの様に見えるが現実には、中国・ロシアなど地下水脈で外貨を手にしているのも事実。 こうした現実の中で、国際的には、国連安全保障理事会による宣言等の行動がとられているにも関わらず北朝鮮の核開発は、停止するどころか活発化しているのが実情。 米国にとっては、日本の近隣諸国で危機感を煽る素材としては、大いに北朝鮮の核開発は、役立っている。何故なら日本に在庫のF戦闘機などを売却する口実となるからである。さらに日本政府は、国内に危機を煽る事で、国防予算を獲得しやすくなり、米国にゴマをする事ができる。また、思いやり予算の増額も可能となる。 ひと昔では、考えられない程の5兆円以上の予算化されている国防費は、一体全体どの様に使われているのかを探索しても、詳細は、黒塗り弁当でしか提示されない。それは、「何に使っているのかを詳細に予算内容を流出させれば、国防内容を外部に流出させるのに等しい」との黒弁理由。 果たしてそれで良いのか疑問が残る。いずれにしても、北朝鮮が核開発を継続する事が国防費増大要因の一つとなっている。 つまり、米国政府も日本政府もそうした存在に対して、表面的には、「言語道断、断固として抗議する」 と記者団に対して官房長官や安倍総理もミサイル発射の度に語る。だが、既に本ブログ愛読者諸兄は、お気づきのはずだが、何ら北朝鮮に対する効力は、限りなくゼロに等しい。 逆に見れば「本当にミサイルや核開発を阻止するつもりがあるの?」と質問したくなるのは、多くの国民の声。 一方、中国は、何度となく北朝鮮に対してミサイル発射実験や核開発に対する自制を促しているにも関わらず核開発再開宣言やミサイル発射などと一向に中国からの自制の言を真摯に受け止める姿勢は、見えない。 その度に中国の習 近平氏は、顔に泥を塗られた思いでいるものの、北朝鮮を潰せば、必ず難民化した朝鮮人が中国に物資を求めて流れ込んで来る事が想定されているだけにやたらな事はできないでいる。 そこに親北朝鮮の文在寅氏(韓国大統領)が登場した事で、中国と韓国で北朝鮮に対する綱引きが始まる。漁夫の利は、北朝鮮にある。 さらにロシアは、北朝鮮との歴史的交流を背景に金正恩氏を擁護する姿勢は、堅持している。ロシアにとっては、北朝鮮がミサイル発射実験をやろうが核開発を推進しようが、自国内の問題処理に手いっぱいで余裕がなく、北朝鮮がロシアにミサイル攻撃を仕掛けてくる可能性は、ほとんど考えていない。 逆に言えば、ロシアは北朝鮮に対してそれだけの事を永年してきているからだ。 こうした実態の中で、安倍総理は、国民に危機感を更に煽り、憲法改正を口にして、自衛隊を軍隊として認めさせる行動に出るも、周りから非難されると、「憲法九条に自衛隊の存在を明記すべきだ」との主張を繰り返し始めた。 そもそも憲法改正の問題は、政治家から発案されるものでなく、一般国民の集合団体や学識経験者の団体などから提案されてから憲法改正を検討することが本来の道筋なのである。 見方を変えれば、北朝鮮は、核開発やミサイルを発射する事によって地下ルートから外貨を得ているとすれば、正に北朝鮮のビジネスと言っても過言ではない。 以上の点を踏まえながら今後の北朝鮮の動向を見ると共に関係各国の思惑をも深読みしながら報道内容を把握していかなければ、大きな誤解を生む事になる。  (国際班)

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