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当地の映画館で昨日から「ノルウエイの森」が上映されている。
たまたま新聞で知ったオヤジは夜の部を観に行ったのであった。 よう知らんかったが日本では2011年6月に公開されておったのじゃね。 ま、それはともかく、ワシは古くから村上春樹殿の小説の愛読者 にて、ノルウエイの森も読んで久しい。 松山ケンイチ殿演じる「僕」はなかなかに味わい深いものであったな。 ワシの中で「僕」はノルウエイの森だけでなく、村上春樹殿の他の 小説に出てくるすべての「僕」と同一であり、ワシなりの「僕」像が 既に構築されていたわけであるが、松山殿にはよい意味で裏切られ ましたな。難を言えば松山殿の「僕」はちと格好よすぎでしたな。 直子の菊池凛子殿は、初めは多少違和感があったものの物語が進む内 直子そのものになってくるから不思議じゃのう。 まあ、役者の存在感やら演技力がそう感じさせるのでしょうな。 大したものですな。 元来小説は文字だけの世界であるゆえ、読者は作中人物の姿・声音から 情景など自由に描けるものでありますが、映画化されることで一つの 解釈をみせていただけるのも楽しいものですな。 無論、裏切られることもあるわけですが... まあ、素人目にはよく出来ていたと思いますなあ。 なお、ついでに言うと緑役の水原希子殿が思いのほかよかったですな。 独特の存在感を醸し出しておりましたゾ。 聞けばこの映画で抜擢されたそうな。 も一つついでに、細野晴臣殿がレコードショップの主人役で出ており これまた独特の雰囲気を醸し出してましたなあ。 セリフがなかったのがご愛嬌で、あまりキャラが立つと映画を食って しまうでしょうし... 当たり前かも知れませぬが、小説で思い描いた人物像に比べどのキャラ も美男美女度がぐっと上がっておりましたな。 オヤジ的には小説のイメージとぴったりだったのは、「僕」の先輩 である永沢氏とそのフィアンセのハツミさんですな。 などと思いのたけを書いてみましたが、世間的には早や旧聞に なるのでしょうな。 半年強タイムスリップしたオヤジであった。 なお、地元誌の評は星3つ?だったような。もう少し高くてもよかった 気がするのう。ひいき目かも知れぬが,,, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.08 22:32:42
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