あばるとさん。バックしない問題
2018年 08月 14日 懸案の「あばると」さんのバックしない問題です。その後、症状がさらに悪化し1、2速以外はダメ、3~5速、Rでエラーが出るようになってしまいました。粛々とばらして行きましょう。^^念のため、もう一度テスターを当ててみましたが…。ダメですね…。やはりミッション下ろし確定です。はっきり言って2度手間です。シャフトの抜き方がわからなかったので、バラさなかったそうです…。一筋縄では治らないものは、自動的に我ががれいじという流れはやめていただきたいデス。こう暑いと殺意すらおぼえます。^^でも、やると言った以上仕方ない…。気を取り直して…。まずポンプ配線を抜き、減圧します。でないと配管を外した瞬間デュアロジオイルのシャワーを浴びます。(笑)このコネクタは、クラッチポジションセンサーなのでお間違いなきよう…。ぱんださまよりエンジンルームが狭い上、ターボなので部品点数が多く外す物が多いため、2時間弱かかりましたが何とかミッションは下りました。さて検証していきます。上からの図車両搭載時、前側ベルハウ側からついでなんだから一緒に交換しちゃえばいいのにね…。換えない理由がわからないです。私には…。ようやく抜き方が分かりました。このキャップを外し、中のマイナスを回しながら引き抜くようです。90度くらい回すと突如ポコッと外れます。ずっこけないように気をつけましょう。^^私は危うかったです。当初分からなくて間違ってバラしていますが、ココはバラす必要有りません。ポテンショの計測棒は、クリップで上から押さえてるだけの構造です。ここは、元に戻しておきます。外れたシャフトの下にはセレクションアームがあります。ようやく原因がわかりましたよ~~。何故だかロールピンが飛び出ています。おかげでケーシングにおびただしいキズが付いています。ロールピンを抜いてみると無惨に3分割になってしまいました。ロールピンが折れるなんて…。でも、当該箇所は左右回転と上下運動を一手に引き受けるところです。しかも、シャフト側には刻みやキーなどが入るようになっていません。よって、ロールピンが全ての応力を引き受ける形になっています。そりゃムリも無いです。これ、リコール寸前の症状だと思うんだけどな~~。設計に甘さを感じます。確かに、日本の交通環境(特に首都圏)はFIATの想定を軽く数倍は越えていると思うのでムリもない気はしますが…。何らかのキーなどを入れるべきでしょう。速やかな設計変更と、出来ればFCAジャパンにより速やかなリコール届け出を望みます。