カテゴリ:家に来た頃
夜も10時を回り
夢の中に入りつつオレは玄関先の騒がしい人の声で目が覚めた。 おばさんと若い女の客が来た。 その客は何やらオレの家族と話してた。 どうやらオレの次の居場所はこの人たちの家族のようだ。 取り合えずオレは空元気に振舞った。 明るく元気な犬をアピールした。 2002年5月14日。 オレは1歳5ヶ月の春だった。 オレは又新しい家族にやってきた。 お父さん・お母さん・そしてその息子と娘の四人家族の家だった。 どうやらこの娘が一番に飼いたいと言ってくれた人のようだ。 しかしオレはまだ不安があった。 またどこかへ連れて行かれるのではないか? また、寂しい思いをしなくてはならないのではないか? その家族は早速オレのゲージを組み立てて部屋の隅っこに設置した。 皆凄くうれしそうな顔をしていた。 オレも空元気だったのか、やたらハシャギまくり 家の中を運動会のように走り回った。 娘には驚いた。 デジカメで俺の姿をバシャバシャ撮っているのだ…。 オレは多分今まで写真を撮られた事も無かったかもしれない。 恥ずかしさと嬉しさ…というより驚きを隠しきれなかった。 多分その一晩で俺の姿を20枚以上撮ったに違いない…。 5月になったにもかかわらずこの家にはまだコタツが出ていた。 (まだまだ寒い日もあるのさ…) オレはそのコタツの淡いピンク色の毛布がやたら気持ちく感じ 口にくわえて眠りに付いた。 凄く色々な事があった1日でとても疲れた。 でも、なぜか凄く安心できた夜だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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