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オフミの温泉メロディ

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ザ・バンド解説

Dec 29, 2010
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テーマ:洋楽(2680)
カテゴリ:ザ・バンド解説
ステージがキャンセルとなったため、誰もいないホールで録音したアルバムといわれています。エンジニアは、かのトッド・ラングレン。

長年、人気絶頂だったこのバンドのステージがなぜキャンセルなどされたのか、疑問だったのですが、アルバムについていた英文のライナーノーツを眺めていたら、理由が書いてありました。
ざっとこんな意味のことが書いてありました。
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ウッドストック・フェスティバルのあとで、この静かだった街が喧騒につつまれ、魅力を失ってしまったと嘆く人々が多かった。バンドは、この住民のために、ささやかなコンサートを開こうと企画した。
しかしそれが火にアブラをそそぐカタチとなった。
わずか600シートの小屋に、全米から何千ものロックファンがつめかけ、地元の人たちはほとんどカヤの外に置かれることになったのである。この事態にウッドストックの人々はこのプロジェクトを許さなかった。そのため、観客の誰もいないステージでレコーディングをやることになったのである。
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このアルバムについて、ロバートソンはインタビューに答えてこう言っていますね。
「軽く、深刻でなく、よりロックン・ロールなタイプのアルバムにしたかった」

ルーツ音楽の色彩が強かった土臭い2枚目までと比べ、若干ポップでモダンな味わいを持たせた作品になっています。
それゆえ世間ではやや低く評価されていましたが、そもそも2枚目までの延長線上にないものをと考えてつくられた作品ですから、これはこれでよいのですね。
実際はSleepingやTime To Kill、The Shape I'm Inなど際立って印象的な曲が多い上に、ほとんど捨て曲はありません。

私にはとても聴きやすく、年を経てからもますます手放せない一枚となっています。

 ★★★★★

1. Strawberry Wine
  一曲目から、あ~やっぱ私はバンドの音が好きなんだ~と再認識させられます。
  ベースのモモモ~というリフが耳に残り、何べんでも聴きたくなります。
  ほとんど残響はなく、特にドラムなどはすぐ目の前で演奏しているような音質です。
  ドタン、バタンという感じでフィルインなど、ちょっと、まずかったかな?なんてのも平
気で入っています。フィル・インのあとでクラッシュシンバルを入れない、彼の特徴が
よくわかります。
  どうということのないロックンロールなんですが、どうしてバンドがやるとこうもスルメ
状態になるのでしょうね。
  
2. Sleeping
 ボーカルはリチャード・マニュエル。バンドではこの人の声が一番好きですね。
 ま、バンドはみんなイイし、ハーモニーの相性も本当に抜群なんですが。
 ピアノの弾き語りで始まるしっとりとした曲で、歌メロが実に泣けます。
 途中でポジティブに曲調が変わるところがまた美しい。

3. Time To Kill
 シングルカットされたポップで楽しいナンバー。このアルバムでは一番好きかな。
 この曲などを聴くと、やはりずいぶん路線が変わってきたなと感じますね。
 いや~でもいいじゃないですか。このコーラス、このまったりしたリズム。
 リチャード・マニュエルのピアノが縦横無尽に大活躍。
 ピッキング・ハーモニクスを生かしたロバートソンの「感電」ソロもゴキゲンです。

4. Just Another Whistle Stop
 シャッフルのリズムに乗せたバンドらしい旋律をもったこの曲は、やはりマニュエルの作。
 この華麗なガース・ハドソンのオルガンのオトがまたいいです。
 レヴォン・ヘルムはバスドラムを時折裏に踏んでおり、それがモタッとした味わいを出しています。ときおり聞かせるジャーというシンバル音がいい味です。
 

5. All La Glory
 バンドらしい渋みのある佳曲です。
 この甘いこもった歌声はリック・ダンコでしょうか。
 ここで響き渡るシンセのオトは、以降の「南十字星」に通じるものがありますね。

6. The Shape I'm In
 バンドの真骨頂を示す、軽快な曲。こういうナンバーは前二作ではなかなかなかった。
 この曲でも実に鍵盤が活躍しています。
 こうしてみると、この曲もその軽快感が「南十字星」のRags and Bonesあたりにつながっていることがわかります。
 ラスト・ワルツでリチャード・マニュエルが力強く歌うシーン、実にヨカッタです・・。
 
7. The W.S. Walcott Medicine Show
 なかなかカッコいい、ヘヴィーなイントロです。
 このサウンドを特徴づけているのは、やはりこのリック・ダンコ特有のボヨンボヨンしたベースでしょうかね。コーラスの後半の音程がう~んと上がっていくところがユーモラスです。
 割れた音色のブラスもナイスです。 

8. Daniel And The Sacred Harp
 懐古的な雰囲気のオルガンのイントロから始まるこの曲はどちらかというとアルバム1,2枚目にちょっと戻った味わいがあります。地味ですが、これも悪くありません。

9. Stage Fright
 このアルバムのタイトル曲でありハイライト。私も大好きなナンバーです。
 哀愁があってノリのよい、不思議な曲です。
 ステージ恐怖症になった、哀れなミュージシャンの歌。リック・ダンコの熱唱です。
 レヴォン・ヘルムの仕掛けるリズムにも注目。

10. The Rumor
 イントロのベースやギターがなんとも陰鬱ですが、何度も聴いているうちにじわじわと嵌ってくる曲です。このナンバーがアルバム全体の後味を確かなものにしています。








最終更新日  Feb 9, 2011 05:54:23 AM
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May 7, 2006
テーマ:洋楽(2680)
カテゴリ:ザ・バンド解説
 バンド中期の大傑作アルバムです。捨て曲ゼロ。
 美しく楽しく、ちょっぴり悲しい。
 こういうアルバムはめったに出るものではありませんぞ~。
 このバンドのうち、ベースのリック・ダンコとピアノのリチャード・マニュエルはすでに物故者となっています。彼らの歌声はもうナマでは聴けないと思うと、実に寂しいものがあります。
★★★★★!!!

1.Forbidden Fruit

 このドヨ~ンというイントロから衝撃を受けました。
 さまざまな音色で語りかけてくるロバートソンのギターが素晴らしい。
 あまり目立たないがキーボとの掛け合いも絶妙で、実によくまとまった作品です。

2.Hobo Jungle

 後期のザ・バンドを代表する名曲です。
 ルンペンの溜まり場・・
なんとも哀愁を感じるナンバーです。
 ところでrollin' box carってなんだろうか??

3.Ophelia

 これもバンドの代表曲となりました。
 レヴォン・ヘルムがドラムを演奏しながら歌っています。
 たくさんのオルゴールを同時にまわしているような楽しく隙間のない演奏・・。
 これぞバンドです。

4.Acadian Driftwood

 このアルバムのコンセプトを体現するようないい曲です。
 ガース・ハドソンによる、キーボの味付けが楽しいです。
 全員ボーカルバンドなので入れ替わり立ち代りの歌が聴けます。

5.Ring Your Bell

 ファンキーなリズムの曲。
 Aメロからコーラスで歌っているのが面白いです。

6.It Makes No Difference

 リック・ダンコの熱唱が素晴らしいです。
 イントロからボーカルに入った瞬間、この曲のテーマがくっきりと浮かび上がります。
 惜しいのは2,4,7とひとつのアルバムにしっとり系が3つも入ってしまったこと。
 3曲とも捨てがたいのがこれまた困ります(笑)。

7.Jupiter Hollow

 大好きな曲です。
 キーボだけになっていく中間部は、意識が遠ざかります(オイオイ)。
 絶対ヒーリング効果がありますね。
 シンプルな構成の中に、メンバー全員で細かい味付けを行っています。
 旨味成分たっぷりです。

8.Rags and Bones

 バンドにしてはオシャレ軽快にキメています。
 よく聴くとドラムのハイハットが細かい仕事をしています。
 ここのギターソロ、独特で聴き飽きません。ピッキングハーモニクス全開でアチョーッ!って感じです。
 意味がわからんという方はゼヒ聴いて下さいね。

9.Twilight
10.Christmas Must Be Tonight

 この2曲はボーナストラックです、演奏が平板でバンドらしくありません。
 アウトテイクだったのもうなずけます。まあ、オマケですから。

The Band , Producer
Robbie Robertson , Guitar (Acoustic) / Guitar / Piano / Guitar (Electric) / Keyboards / Vocals / Clavinet / Melodica / Producer / Guitar (Acoustic) / Mixing
Rick Danko , Bass / Harmonica / Violin / Guitar (Electric) / Vocals / Producer / Mixing
Edward Anderson , Engineer
Byron Berline , Fiddle / Violin
Rob Fraboni , Engineer / Mixing
Levon Helm , Guitar / Drums / Vocals / Producer
Garth Hudson , Organ / Synthesizer / Bass / Accordion / Keyboards / Piccolo / Saxophone / Sax (Soprano) / Brass / Chant / Woodwind / Mixing
Richard Manuel , Piano / Conga / Drums / Keyboards / Organ (Hammond) / Piano (Electric) / Vocals / Clavinet / Producer
Christopher Morris , Liner Notes
Larry Walsh , Remastering
Chris Morris , Liner Notes
Ed Anderson , Engineer
Reid Miles , Photography
Bob Cato , Art Direction / Design
Nat Jeffrey , Engineer / Mixing


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最終更新日  Jan 8, 2011 05:49:11 AM
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Apr 22, 2006
テーマ:洋楽(2680)
カテゴリ:ザ・バンド解説

 バンドのオトはしばし「シンプル」と評されますが、私にはどうも不本意です。

 こんなに濃厚なダシが利いているし、さまざまな技巧が駆使されているではないですか?
 私は、ザ・バンドは「玄妙なサウンド」なんだと思っています。

 1958年にバンドを結成、 ロニー・ホーキンス、ボブ・ディランのバックバンドなどを経て、1968年このアルバムでデビューしました。

遅咲きの演歌歌手がしばしば大成するように、ザ・バンドもこのアルバムがロック界に大きな衝撃を与え、たちまちロック界の超実力派バンドとして尊敬を集めるようになりました。
 全員がボーカリストでありマルチプレイヤー。
 だから曲ごとに微妙に印象が入れ替わり、聴き飽きるということがありません。

  ときどき取り出して聴くたんびに、ああ~ええな~という気分になれます。
 「一ヶ月ぶりのお風呂感覚」とでも言いましょうか(汚ねぇ!)。

 しかもこのサウンドはもう二度と再現されることはないのです。

 1976 ライブ映像「ラスト・ワルツ」を残しバンド解散
 1986 リチャード・マニュエル 自殺
 1999 リック・ダンコ ウッドストックの自宅で病死

 さあ、湿っぽいハナシはやめにしてロック界最高のサウンドを味わいますか・・。
 こりは★★★★★以外は考えられそうもありません。

1.Tears of Rage

 あ~、なんて物悲しいボーカルでありサウンド。
 リチャード・マニュエルのヴォーカルが入った瞬間、ぐっと引き込まれます。

 ドラムのフレーズも大変よろしいのはもとより、レヴォンは実にサウンドづくりに独創性をみせております。小学校の通信簿では「創意工夫」の欄に◎がついていたに違いありません。
 
 ここではスナッピー(スネアの裏にあるギザギザの針金ね)を外してポポンという音にして叩いてる模様です。しかしタメたタイミングですね~。半拍遅らせているとインタビューで語っていました。

2.To Kingdom Come

 イイ曲!ドラムのAメロの頭に入るオカズが、入れ替わるボーカルが、アクの強いギターソロが、すべて楽しい。よく動くベースもホント聴き飽きません。

3.In a Station

 これもイイ曲!(おい・・)
 歌詞、曲にそれぞれが最高の味付けをしてます。
 「真・中華一番!」から引用すれば、
 「まさにー中国料理海最強の夢組が料理の王道楽土をつくりだしている・・!!」
 といった感じですね(おい・・)。  (出典:「中華一番」)

4.Caledonia Mission

 曲もいいが、ドラムのハイハットの音が渋くてナイスですっ。

5.Weight

 バンド最高のメジャー曲です。
 誰にでも好かれるメロディ、必然にして的確な演奏、
 コーラスも彩り豊かで、「風土」を感じます・・。

  歌詞についてはこの「なつメロ英語」に大変よく紹介されています。

  http://www.eigo21.com/03/pops/weight.htm
  ロビー・ロバートソンは歌詞には全然関心のないヒトだったとか。

6.We Can Talk

 どうしてこういい曲が続くかな。クラプトンが憧れるわけです。
 ガース・ハドソンによる泥臭く華麗な(?)キーボがいかにもバンドです。

7.Long Black Veil

 アルバムの中ではシンプルな構成の曲です。これが一番印象に残りませんが、聴き込むとよくなります。

8.Chest Fever
 
 うなるようなキーボの後に、「のたっ、のたっ」と入ってくるドラムがよいです。
 ベースがコード弾きのようなことをしていますが、これは何という奏法でしょう。
 途中曲調が変わったところがレトロでいいんだなあこれが。
 こういう展開、当時ムーンライダースとかも参考にしたかなあ、という気がしますね。
 後半、キーボとベースが呼応しあう感じになるのが素敵です。

9.Lonesome Suzie

 超名曲だなあ。なぜかこの曲だけ甘いエコーが・・(笑)。

10.,This Wheel's on Fire

 この曲も若いときから大好きでした。
 この哀愁を帯びたメロがなんともいえません。

11.I Shall Be Released

 この曲、何回聴いたかわかりません。
 Weightと続けて聴くと、なんとなく新訳聖書の世界に入ったような気分になるのでありました。今聴いても超名曲。

 このサラララッていう音はブラシ叩いてるんじゃなくてスネアをギターのように持って、スナッピーをひっかいて出したんだそうです。ど、どうすればそのような発想が。
 最後にアメリカの公式HPからいただいたSong-by-song Creditsを。


1. Tears Of Rage
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Electric Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ & Soprano Sax
Levon Helm: Drums & Tamburine
John Simon: Tenor Sax
2. To Kingdome Come
Robbie Robertson: Lead Vocal & Electric Guitar
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Rick Danko: Bass
Levon Helm: Drums
Garth Hudson: Lowrey Organ
3. In A Station
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Electric Guitar & Acoustic Guitar
Garth Hudson: Clavinette & Electric Piano
Levon Helm: Drums
4. Caledonia Mission
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal
Robbie Robertson: Electric Guitar & Acoustic Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ
Levon Helm: Drums
John Simon: Piano
5. The Weight
Levon Helm: Lead Vocal & Drums
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal & Hammond Organ (cut)
Robbie Robertson: Acoustic Guitar
Garth Hudson: Piano
6. We Can Talk
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Levon Helm: Lead Vocal & Drums
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Electric Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ
7. Long Black Veil
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal & Electric Piano
Levon Helm: Back Vocal & Drums
Robbie Robertson: Acoustic Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ
8. Chest Fever
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Robbie Robertson: Electric Guitar
Rick Danko: Bass & Violin
Levon Helm: Drums
Garth Hudson: Lowrey Organ & Tenor Sax
John Simon: Bariton Sax
9. Lonesome Suzie
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Robbie Robertson: Electric Guitar
Rick Danko: Bass
Levon Helm: Drums
Garth Hudson: Lowrey Organ & Soprano Sax
10. This Wheel's On Fire
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal & Piano
Robbie Robertson: Electric Guitar
Garth Hudson: Clavinette (with Fuzz) & Lowrey Organ
Levon Helm: Drums
11. I Shall Be Released
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Levon Helm: Back Vocal & Drums
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Acoustic Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ



ザ・バンド/ミュージック・フロム・ビッグ・ピンクザ・バンド/ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク







最終更新日  Jan 8, 2011 06:05:32 AM
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