再開のご挨拶
しばらくこのブログを休んでいましたが、また少しずつ書いてみようと思います。最近、自分の中でじわじわ大きくなってきた関心があります。それが、薬膳です。といっても、ここでいう薬膳は、何か特別な食材で劇的に体を変える、という話ではありません。私にとって薬膳とは、**「ふつうの食材をどう組み合わせて、今日の身体を立て直すか」**ということです。少し冷える日にしょうがを足す。胃が重い日は汁物にする。昼に中華を食べすぎたら、夜は野菜を多めにする。そんな、ごく地味な調整の話です。でも、最近はむしろ、そういう地味なことのほうがよほど面白いと思うようになりました。白菜、大根、豆腐、味噌、ねぎ。これまで何となく見過ごしていたような食材が、組み合わせひとつで驚くほど働く。薬膳とは、何か一つの“すごい食材”ではなく、配合の知恵なのだなと感じています。考えてみれば、温泉も旅館の朝食も、町中華の中華飯も、みんな少し似ています。派手ではないけれど、食べ終わるころには「ああ、立て直ったな」という感じがある。私はたぶん、そういうものが昔から好きだったのだと思います。ですのでこのブログも今後は、味噌汁 土鍋 煮物 天ぷら 焼き魚 町中華 旅館の朝食 外食をどう薬膳として読むか ……そんなことを、ぼちぼち書いていければと思っています。派手なごちそうより、地味でも整うもの。そんな視点で、またこのブログを再開してみます。