朝から快晴夏日、故師匠のお墓参りに出かけました.今から11年前のお正月二日快晴、師匠の宅は平安神宮のそばにあり行き交う人は振袖がいかにも似合う女性達でいっぱいです、川の横の路地の奥に在り恒例のお正月の挨拶に(おはようございます)奥様がどうぞお入りください,師匠は,(8年間床に伏している〕奥で良く来てくれたねと優しく待って居てくれた様子で、話が弾んで(これからの言葉を良く聞いてくれこの看板(鈍刀煮)を継いでほしい鈍刀煮を作ってくれ,)と不出来な私にか細い声で言い、(明日から教えるから来てくれ,)それから三週間毎日鈍刀煮を作るべく仕事をしたのです、なかなか思い通り出来ません、ところが急に2月12日82歳で帰らぬ人になり鈍刀煮の完成を見ずに旅立ちました。
そんな事が昨日のように思い出されます。今日は奥様にお会いし、お元気そうで何より嬉しい思いでした,奥様から(この看板は(鈍刀煮)貴方の看板です宜しくお願いします。)私の胸が熱くなりどうもありがとうございます大切にお預かりいたします,70年前の時がいままさに甦ったその事は、皆様の温かいご支援のお陰で鈍刀煮は甦ったのです、これからも末永く宜しくお願いいたします。
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Last updated
2003/08/04 12:28:53 AM
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