ロルファーサイトウのつれづれ日記

2008/02/22(金)01:15

歳をとるという事

日々考えたこと(44)

あれもやりたい、これもやりたいと思いつつ、唯一続けているのがクライミングのスクール。それでもお休みも多いので、なかなか上達できない。スポーツクラブも会費だけ払って全く行けないし、バレエもアルゼンチンタンゴも再開したいものの、目処がつかない。先日ばう犬と話す機会があって、年齢について、仕事について話をした。ばう犬は、私よりも6歳<年をとっている>が、体力が落ちてきたのを実感する、と話していた。その代わり、自分がやりたいことと、現実として可能なことの限界がだんだん分かってきて、出来ることをしていくようになっていくんだろう、などという内容のことを話し合った(というか、私は聞いていた)。私自身を振り返れば、30代前半のときにはその年齢が岐路になるとは全く思わず、あれもしたいしこれもしたいと欲ばかりあった。幸いお金には限界があったので、ある程度やりたいことをやって、落ち着いた。「出来る人がそれをやればいい」という内容の話もした。「やりたい人」ではなく「それを遂行する能力のある人」を、能力を持たない人間が邪魔するべきではないとばう犬は考えているらしい。例えば知識が無いままに本を書き、それが世のスタンダートのように思われてしまうなんてことがあったとしたら、それは私欲を超えて世の中にとっての損害だ、などとお茶を飲みながら話した(「本」はばう犬&Mサイトウの現在の最大の関心事である)。なるほどそんな考え方もあるんだなあ、と思った。欲を出す年齢ではないな、と思う。この年齢を過ぎればもう出来なくなってしまうだろう事を数えてみる。今逃せば、一生逃してしまう事柄。再び、岐路に立たされているなあ。歳をとれば取るほど「年齢よりも若くあること」にこだわるようになるらしいが、できれば歳相応に「出来ないこと」が増えて、その代わり「見識っていること」が増えていけばそれが理想かな。緑茶を飲みながら書いたので、内容が緑茶っぽいかも。いや、番茶かな。

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