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カテゴリ:ボディワーク
ここのところ、現ロルファーや旧ロルファーの文献に目を通している。
セッションを続けてきて、レシピをもっと深く理解したいと思い始めた。レシピ無しに、ロルフィングのセッションは成り立たない。 トレーニング中に渡されたハンドアウトは、説明の抽象度が高いものも少なくない。症状ではなく人間=重力と関係する対象と捉えるロルフィングでは当然だと考えられる。レシピの「隙間」は人間の多様性に対する理解と受け取ることもできるし、セッションの自由度を表しているようにも感じる。 「ロルフィングのセッションをする意図であれば、どんなテクニックを使ってもそれはロルフィングである」というロルファーの言葉を聞いたことがある。その後に「ただしレシピに沿っていれば」と但し書きがはいるそうだが。レシピに沿っていれば、ヒーリングをしていてもロルフィングのセッションになるのだろうか?逆に、ロルファーであってもレシピに沿わないセッションをする限りは、ロルフィングを行っているとは言えないと示唆しているのだろうか。 突き詰めて考えて行くと、ロルフィングという技法だからこそ対処していける「ロルフィングの五原理」にこそ目を向けていかなくてはいけないのではないかと思い当たる。 最近、独学でボディワークを学んだという方とお会いしたが、実践していらっしゃることは、単に西洋と東洋の技法の寄せ集めという印象を強く受けた。 技法を支える思想が無ければただの何でも屋になるのではないか。新しいボディワークを生み出せるのは(独学でボディワークを習得するのは)、掘り下げ考えることが可能な、いわゆる天才と呼ばれる人たちなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.20 23:13:03
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