7~8月のローマは旅行のローシーズンです。
他の月に比べて暇だし、
テロのこともあるからきっと輪をかけて暇。
じゃあわたしの仕事が楽なのかというとそうでもないのです。
この時期は当然わたしたち働き手も交代で夏休み
(イタリアは2週間~1ヶ月が普通、ウチは2週間)を取るので、
今週から二週間は同僚のイローナがおらず
自然と彼女の仕事はわたしのところに来ます。
それにローシーズンといっても年中観光客が絶えない
永遠の観光地ローマですから、満室になる日も多いのです。ローマはテロの次の標的とも言われていますので、
そのせいかキャンセルもいつもより多く見えますが、
それでも予約はけっこう入っています。
社長一家も夏休みでホテルを空けることがしばしばなので、
従業員、無駄口を叩く機会も増えてきました
(イタリア人のことですから普段から無駄口は多いのですが)。
ポーターのファビオなんぞ昨年11月から数ヶ月
わたしと絶交状態で口を一切聞かなかったのですが、
昨日はわたしがオリーブオイルのラッピングの仕事をしていると手伝ってくれ、
わたしに冗談などを言ったりして、
これも夏のゆとりの成せる業かなと思ったのでした。
働き者ではありますが、他人の仕事、しかも事務員の仕事を手伝うなど
彼にはあり得ないし、ましてこの種の仕事など絶対しないのに。
シチリア移民のカナダ人のお客さんが来ていて、
この女性とはわたしがEメールをやり取りして予約を受けていたので、
そのこともあって話してみたら、
とても感じのいい人なのです。
カナダ国旗のキーホルダーをレセプションのフランチェスコ、
ポーターのファビオ、わたしの3人が頂きました。
こんな時、仕事をしていて本当に良かった、幸せだなと思います。
機械メーカーのクボタで働いていたことがあるから
日本人の知り合いが多いのよ、と話してくれました。
キーホルダー、大事にしようと思います。
写真もそのうち送ってくれるそうなので、
届いたらここにUPするつもりです。
もう一人のレセプションのフランチェスコが、
ローマで毎日のように行われている夏のイベントFIESTAに
日本人のラテン・バンドが出ると教えてくれました。
「日本のサルサ・バンドなんだって。スゲーよな。
全部スペイン語で歌うらしいぜ。コンニチハって言うのかな。
オレは行くぜ。」と興奮して話してくれました。
イタリアに来るラテン・バンドなんて
オルケスタ・デ・ラルスだろうなーと思って
サイトで調べてみたらやっぱりそうでした。
フランチェスコの奥さんはドミニカ共和国の人なのでバリバリラテン人。
一緒に踊りに行ったみたいです。