2014/12/08(月)03:47
グザヴィエ・カイヤール Xavier Caillard
グザヴィエ・カイヤール Xavier Caillard
という希少ワインを頂きました。
ロワールのソミュールの作り手でAOC規格とは全く関係の無い独自の酒造りをしています。
瓶は重く底が7cm近く上がった瓶です。キャップシールは蜜蝋、コルク栓は瓶や蜜蝋に凝っているのにちょいと短め・・・(ケチったのか)
売値は48€ですが数量が少ないので滅多に買えません。日本にも白ワインで60本位しか来ていないでしょう。
造りはバリバリのビオワインを更に古樽で5~9年寝かせてから更に瓶熟して発売されています。99年から作り出して初リリースが2007年だそうです。
味わいは瓶差が大きい(樽単位でのビン詰めだと300本単位で味が相当違う)そうなので一概には言えませんが私がこの日飲んだ白ワインは素晴らしいワインでした。エルミタージュ・ブランの古酒の様なイメージです。ある意味シングルモルトウイスキーを飲んでいる様な樽による酸化熟成の味が支配的でテロワールとかセパージュとかは感じません。スペインのトンドニアのグランレゼルヴァやグルジア(ジョージア)のクヴェヴリ製法のワインを思い起こします。
赤ワインはビオ的な梅鰹と酵母の腐敗臭が最初ありますが、スワリングしていると徐々に消えて軽めのローヌのビオワイン的な味わいです。ビオ好き変態系ワイン好きの方にはお勧めです。特に樽の効いた白ワインの古酒好きは多いので時間と手間はかかりますがAOCとは関係なく長期樽熟ワインはニーズがあるので面白いマーケティングだと思います。これも白ワイン00という表示です。ヴィンテージ表示が出来ないのでGR04赤ワイン2004年というロット表示にしています。http://www.wineterroirs.com/2011/08/xavier_caillard_jardins_esmeraldins_saumur.html