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テーマ:ヨーロッパ旅行(4253)
カテゴリ:Juliromi ロマンティック編 ☆
寒い朝だった。
とっても寒くて、遠くの山には雪が見えた。 「そうだ!今日は予定を変更して、スキーをしに行こう!」 ホテルで色々聞き出して、山のほうまで言ってみることに。 しかし途中で会った人々に言うことには、スキーには早すぎる。 よし。それなら雪の中、山道をお散歩しよう。 山のふもとへ着くと、上に上るゴンドラは動いていなかった。 ふーむ、ここで又、聞き込み調査(笑)。 一度街に戻って別のバスに乗り、今度はどうにか、少しだけ山を登ってくれるバスがあることを知る。 数が少なかったため、30分ほど時間をつぶし、ようやくバスに乗り込んだ。 バスはズンズンと、上に向かって登ってゆく。 それにしたがって、周りの景色が変わっていった。 白い!! 真っ白!! 最終点についてバスから降りるとそこは白銀の世界。 うわぁ~♪!! なんて美しいの!! 周りに人は殆どいなく、しんしんと降り続く雪の中、 ジュリアーノと私は ”もう少しだけ上へ”と、歩き始めた。 肩や髪が雪で白くなってゆく。 足元はスニーカーのまま、サクッサクッと音を立てて 新しい雪を楽しんだ。 手のひらに、舞い降りてくる雪を受け止めてみると その瞬間に溶けてしまう。 そこで肩にのっている雪たちを、よ~くみて見ると... 結晶....☆☆☆ 遠目ではただ白くて、その中に埋もれると冷たい固まりで、 でも、一つ一つをこうしてみると なんて綺麗な形をしているの... そしてなんて完璧な模様の結晶なの... 「水は答えを知っている」と言う本の中で 結晶から教えられる 宇宙や人の生き方の感動が述べられているように ここに純粋な結晶の美しさを見ることが出来て しばらく感動にひたる私。。。 **** この本は、実は私、ドイツで見つけて読みました。江本勝さんという日本の方の本ですが、各国の言葉に訳されているようです。 スピリチュアルで美しく、「意識」への心がけの大切さを気づかせてくれる、深い本です。よかったら、読んでみてくださいね* **** しばらく、ズームにしてその結晶たちの写真を撮ったり ジュリアーノに投げつけられた雪ボールの残りをコートからはたいたりしているうちに 手先を初め、身体が冷たくなってきて ようやく下に 降りてゆく。 ツツー、ツツーっと、”ナチュラルスキー”と名づけながら 下にすべり降りた私たち(笑)の目に留まったのは 暖かそうな、小さい山小屋レストラン!! 中に入ると、ドライフラワーで飾られた素朴で大きなシャンデリアランプのある、家庭的で美味しい香りのする空間♪ 暖炉のそばのカウチに座り、私はパンに入ったポテトスープ、ジュリアーノは温かいバニラソースのかかった、アップルケーキを注文した。 窓からは、雪化粧をしたアルプス山脈が見え 壁に飾られた写真などから、私たちはまるでハイジの世界に入り込んだみたいだね、と笑う。(ハイジはスイスですが) 美味しさと暖かさでホッとした後、逃してはならない最終のバスに乗り込むと 登って来た時と同じ運転手さんが笑顔で迎えてくれた。 「雪を、楽しんできた?」 そして嬉しいことに「運賃は払わなくていいよ」と言ってくれ、私たちは貸切状態のバスの中 席の下から出てくる暖かい温風で温まりながら その白銀の世界を後にした。 もう時間も時間だったため、ホテルに帰ってサウナとスチームルームへ入って 極楽気分を味わったその後は シャンパンを注文して この日の雪の白さと結晶の純粋さにグラスを挙げた。 ** 乾杯 ** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.12 06:55:15
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