2014/05/01(木)21:39
『死後の世界』を信じるか
以前から個人的には『死後の世界』の存在を認めていますが、
ヨメさんがみまかってから、より強く思うようになりました。
というか、「存在していて欲しい」と強く望んでいる、
と言ったほうが正確かもしれません。
『死後の世界』の存在を占う事例として、しばしば語られるのが、
『臨死体験』と呼ばれるものです。
重篤に陥った際に、夢のようだが、決して夢とは思えない、
ハッキリした光景が記憶に刻み込まれるという臨死体験。
僕の知り合いも、数年前にそれらしき体験をしたと言います。
彼は、勤務先で急性の脳梗塞を発症し、
そのまま救急病院へ担ぎ込まれて緊急手術を受けました。
彼自身は意識を失ってから、ずーっと暗闇の中を漂っていたと言います。
おそらくそれは数時間のことだったと思いますが、
本人的には、
何時間だったか、何日だったか、何か月だったか、
まるで時間の感覚が分からない、虚無の世界だったそうです。
そして唐突に視界が開けたかと思うと、
そこは病院の個室部屋だったんですね。
それも自分はどうも天井あたりから下を俯瞰しているんだそうです。
ベッドには1人の患者が寝ていて、ベッドの周囲を何人かで取り囲んでいる。
--誰だろう?
と目を凝らしてみてビックリ。
ベッドに寝かされているのは、どう見ても自分なんだそうです。
周囲を取り囲んでいるのは彼の家族。
--ベッドに寝ているのが自分だったら、
今、意識しているこのオレは……何?
彼は瞬間、何が何だか訳が分からなくなりましたが、
そのうち、ふと思ったそうです。
--なるほど。これがいわゆる『幽体離脱』なのか?
ということは、
オレはもうこのまま逝ってしまうんだろうか…?
と思う間もなく、また闇に吸い込まれていき、
その吸い込まれ方が余りにも激しかったので、
彼はそこで気を失ったんだそうです。
そして次に気がついたときはベッドの上で、
自分の身体とともにそこにありました。
周囲の家族が「意識が戻った!」と大喜びしている図でした。
果たして夢だったのか?
夢にしては、あまりにもハッキリと
映像として残っているんだそうです。
病室の上から俯瞰していた際に、家族が交わしている会話も
一言一句聞こえてきたんだそうです。
こういう話を、そう、もう5年ほど前になりますか、
本人から聞かされました。
昨年10月28日の午後2時半頃、
ちょうどヨメさんが黄泉の国へ旅立つ頃ですが、
ひょっとすると彼女も、病室の天井から
ベッドに寝ている自分や僕たち家族を
俯瞰していたのかもしれません。
その瞬間、苦しい病魔からようやく逃れることのできた、
ようやく解放された、
という安堵な状態を得ることができていた、
と思って止みません。
こういう話を信じる人、信じない人、それぞれですが、
僕はこういう世界があることを信じます。
何年後か、何十年後か、
確実に自分もみまかるときが来るわけですが、
きっとその時には、現実どうなのか、
がつまびらかになることでしょう。
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