|
カテゴリ:坂本龍馬の足音
三年坂の明保野亭から再び祇園四条駅方面に
歩いてきた道を戻っていく。 こんなに歩いたのは何年ぶりだろうか。 万歩計でもつけてたら驚く歩数が出たに違いない。 八坂神社を抜けて再び四条通を歩く。 四条大橋を渡り、まずは河原町通へ。 あぶらとり紙屋さんになった中岡慎太郎寓居跡を見て、 少し引き返して高瀬川沿いの木屋町通へ入る。 何年ぶりかわからない位のご無沙汰の高瀬川だったが、 桜も咲き、相変わらず風情ある京都らしい風景に小感動。 以前は通り過ぎて気づかなかった土佐藩邸跡地や 少し路地を入ったところにある土佐稲荷・岬神社。 三条通の手前にあった瑞泉寺では豊臣秀長の墓参り、 一瞬幕末から秀吉の時代へ一瞬タイムスリップした。 池田屋騒動之址の石碑がある場所は 昔訪れた時の石碑だけの風景から一変、 池田屋風の居酒屋になっていて驚かされる。 武市半平太や吉村寅太郎、佐久間象山の寓居跡は 池田屋址とは正反対で寓居跡の石碑が立っているだけで 幕末の頃の面影は全くなく、 特に幕末で多くの人材を育てた大人物だった佐久間象山の 寓居之址の碑がある所は一番悲惨で、 うっかり通り過ぎるところだった。この扱いはないやろ・・・。 海援隊の京都本部、坂本龍馬寓居之址の碑もある酢屋も 今回ようやく見つけた。ここにあったのか・・・。 池田屋との近さに身震いする。 2階のギャラリーは500円もかかるのでパスした(苦笑)。 数々の場所に訪れた後は伏見寺田屋とお墓参りに並ぶ、 龍馬の足跡を辿る京都の旅のメインイベント、 27年ぶりの近江屋跡地へ。 坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地の石碑が立つこの場所。 27年前は確か阪急交通社だったのが今はサークルKになり、 ひっきりなしに人が出入りする場所になっていた。 当時は石碑が建っているだけだったのが、 案内板と献花台が設置されており様変わり。 私が写真を撮っていると何事かと老若男女が振り返り、 立ち止まって案内板を眺める若いカップルも。 私が街の観光ガイド役になっていた(苦笑)。 ここへ来る前に霊山歴史館でその日のその瞬間の 近江屋の模型を見てきただけに、 この立っている場所の頭上で龍馬が暗殺されたのか・・・と、 どうして土蔵から母屋に移ってしまったのか、 土佐藩邸も目と鼻の先だったのに・・・と、 今更ながら悔しい気持ちで一杯になった。 長州屋敷址だった京都ホテルオークラまで歩き、 御池通から絶対気づかない屋敷址の石碑を見つけ、 河原町通沿いにある桂小五郎像にも初対面。 まだ時間はある。 京都市役所前駅から地下鉄に乗って西へ向かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[坂本龍馬の足音] カテゴリの最新記事
|