一身上の都合により・・
「一身上の都合により・・」この言葉が好きだという外人がテレビでいました。外国にはこの言い訳がないから退職するときも、細かく理由を説明しないとならないけど、日本はこの言葉のおかげで、理由をあいまいにできるから、素晴らしい言葉だそうです・・というわけで、一身上の都合により、昨日で楽しく充実感いっぱいで過ごした仕事を退職しましたこの繁忙期に大ひんしゅくでしたが、私個人のどうしても辞めざるを得ない事情のため、泣く泣く去ることに・・最近は、職場では多くの方々から頼りにされ、自分が職場で必要な存在であるという実感を持って働いていたので、やりがいもあったし、忙しさは半端なく、寝不足だし体力限界でしたが、返ってくる充実感に支えられて頑張ってきました。辞めるに当たり、本部からも、いつでも復職したいときに連絡ください、すぐに戦力として復帰してもらいます・・と言われたし、職場でも、みんなに必ず復職するようにとても惜しまれての退職でした。前職のときは、私が去っても、会社には何のハレーションもない存在だったし、復職を待たれるような状況でもなく、思い残しての退職にはならなかったけど、今回のように、いつでも復職してくださいと言われての退職って、気持ちがとても楽だし、前向きな退職になって、本当に、ここで働けて良かったと実感できます。退職にもこんな前向きな気持ちになれる退職ってあるんですね・・やはり、みんなから必要とされ頼りにされ、戦力と言ってもらって働けるって、幸せ前職は、いったい何のために働いてたのか、私じゃなくても他にいくらでも代わりがいたし、食べていくためだけが目的の仕事だったんじゃないかって、今回、つくずく考えさせられました。もちろん昔のいい時代は、仕事の先に、毎回楽しみもあって、仕事を利用して、楽しみをもらえていましたが、それは、仕事に充実感をもらってたのではなく、仕事のおかげで、普通できない、いろんな経験ができたというだけで、仕事自体の充実感ではなかったかも・・とはいえ、長く勤めたので、いい友人をたくさん作れたのは、前職のおかげでしたから、それなくして、今の私はいないし、前職での経験は、今のような普通の仕事では得られなかった経験ばかり。やはり今の自分を作ったのは前職だったので、仕事の充実感以外に、多くのものをもらった時期でもありました。果敢な時期を過ごした時の職場と、落ち着いた今過ごす職場では、人とのかかわり方も全く違うし、比較はできませんが、仕事をすると、新しい人との出会いがあるので、仕事を持つことは、いくつになっても、人生の幅を広げてくれるなあと思います。今回の職場もいい人たちに囲まれて、みんなで一つのものを作り上げてる感があって、本当によかったです。私だって、できればまた復職したいけど、ちょっと、しばらくは、そんな呑気な時間が私に与えられなくなりそうなので・・しばし、今までとは違った毎日をスタートすることになりそうです・・それも今は楽しみでも不安でもあるのですが、この年まで生きてると、何が来ても合わせていくしかない、波に乗っていくしかないのが人生と、ドンと構えられるずうずしさもできてきてるので、その時はその時よ!って、毎日を進めて行こうと思います。今は最後ののんびりできる夏・・思いっきりのびのびして、間もなくくる忙しさに備えようと思います・・