ロズモンドの華麗にフランス en France

2017/04/02(日)06:55

フランス語入門 La Leçon 4「どこですか」

フランス語入門(40)

●あなたのセリフ 「そのスーパーマーケットはどこですか」〔太字の部分を強めに発音してください〕 Où est ce supermarché ? ウ エ ス スーペrマrシェ ● est を辞書で探しても「東」がまず出てくるでしょう。ここでの est の基本形は être という動詞で「在る、存在する、である」という意味を持っています。英語の be動詞に大体相当します。est の発音はエ。 ● ce 「その」指示代名詞 ● スーパーマーケット supermarché スーペrマrシェ このたった一個の単語から今回はフランス語の冠詞とか名詞のありかたについて説明します。 英語と同じように仏語にも定冠詞、不定冠詞があります。 英語の定冠詞 the、不定冠詞 a,an もままならないのに? いくら説明されてもピンとこない?それなのにフランス語ではさらにたいがいの名詞は男性、女性と分かれます。何よ、それ、なんですが、ほんとうに日本語で育った我々には???ワールドのリアクションも当たり前。思い切り???連発してください。当たり前なんです。この美しい日本語にはないのだ。でも、フランス人の子供も最初は結構間違ったりしてますから、はじめは好きな単語を集めて「あなたは女の子、きみは男の子」と遊んで覚えるしかありません。 と、いうわけで、スーパーマーケットはフランス語では「男の子」です。 ● さて、不定冠詞、定冠詞の違いをわかりやすく説明したい時に私はこの文章を使います。 「私は今朝公園で一匹の犬を見た。犬は柴犬だった。近所の人の犬に似ていた」 I saw a dog in the park this morning. The dog was Shiba Inu. He looked like my neighbour's dog. J'ai vu un chien dans le parc ce matin. Le chien était un Shiba Inu. Il ressemblait à celui de mon voisin. 一匹の犬、これは英語なら a dog フランス語では un chien (雄犬)、 une chienne (雌犬) 英語の a フランス語の un une は冠詞定まらずの不定冠詞です。 犬は公園で見かけた時は見た人間にとっては初めて見る犬。よって不定冠詞。 そして「犬は柴犬だった」と語る時には「その公園で見た犬」のことを話しているので、そこから犬の話をする時は「すでに見た犬、読者もどの犬の話をしているのかわかる犬」としての犬について語る部分から定冠詞を使います。わかりますか。英語なら the フランス語なら le, la です。 ここで別の例を一つ加えます。地球人にとっての太陽が一個しかない、つまり太陽のことを語る時、 もうどの太陽のことを語っているのかわかるので太陽や月には定冠詞を通常つけます。 the Sun, le soleil ちなみにフランス語では太陽は男性名詞です。 the Moon, la lune お月さまはフランス語では女性名詞です。 月の光を浴びると女性らしくなる、とうちの姉は昔言っておりました。 どうなんでしょうね。 ● 一つのスーパーマーケット あるスーパーマーケット  un supermarché アn スーペrマrシェ いわゆるスーパーマーケットというもの あるいはすでに会話に載った市場のことをさして le supermarché ル スーペrマrシェ 「スーパーマーケット」という名詞はフランス語では男性名詞です。 ● だれにでもある程度まではできるフランス語の発音 「どこ」"où" [u] は口を小さくすぼめ舌を後ろに引いて喉の奥から空気を吐き出すように発音してみてください。疲れたらため息をつきながらやるとさらに効果的。 "r" [ʁ]のフランス語の音はまず下唇の歯茎の裏に舌をくっつけてください。そして、「エー」と単調に言いながら舌を後ろに引いてください。何気に喉の奥から風のような音がでます。この風の音がフランス語のR音です。一週間毎日続ければ大体難しいとされる"r" [ʁ]の音がでます。そして徐々に soirée ソワレ 夕方 や riz リッ 米 や rire リーR 笑う など挑戦してみてください。 ●  大昔、星の名前は全部知っている中学一年生の少年に英語の定冠詞、不定冠詞を説明したのだが、どうしてもわからない、と言う。こんな賢そうな子が何故わからないのか、と不思議だった。今、思うと賢いからわからなかったのかも知れない、と思ったりする。日本語にはない概念だし、定冠詞、不定冠詞のルールを教えたって抽象的すぎる。私も実は長年、日本語なら冠詞をつけなくても通じるのに、と不思議ではあった。しかし、あらためて比較方法で習った時いきなりクリアになった。あとは英語やフランス語を使わざる状況に置かれて知らない内に練習を重ねたのも良かったのかも知れない。それでもいまだに、この冠詞には神経質にはなる。 フランス語に音から慣れる方法で一番いいのは歌でしょう。自分の好きな歌を見つけるといいんですね。 LORIE ma meilleur amie クリップを見ているだけでも爽やかなロリーの歌とダンス。フランス語のhiphopです。腹筋運動しながら、どうぞ。 LORIE ma meilleur amie 歌詞つき 上と同じ歌に歌詞がついています。歌は「私の親友」(この場合は女友達)内容は友達への優しい言葉で埋め尽くされています。思い切り大きな声で歌っても恥ずかしくない内容です。

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