ロズモンドの華麗にフランス en France

2019/09/26(木)05:30

恰幅のいいフランス人の怖そうなおばあちゃんに睨まれた?

南仏(62)

今日の午後、銀行とスーパーに行きました。 銀行では受付に一人の女性が長々と質問していました。 ちょっと待ちくたびれ。 で、いよいよ自分の番が回ってきた時に、 と、あることを突然思い出し、それをメモしようと受付から離れ、 同時に二人の女性が入ってきて、二人は受付に直行。 自分は特に急いでいるわけでもなく、メモを終えて、 少し距離を置いて、すでに受付にいた女性二人の後ろの方に立っていました。 こちらは普通の顔をして待っていました。(←本当に) 2人の女性は60代か70代で、とにかく恰幅が良くて背も高くスーツ姿で、 薄いサングラスもかけていて、顔立ちもちょっぴり険しいイメージで、 いわゆるコワオモテの方たち。女のベテランCIAみたいな(映画のみすぎ)。 その内、女性の一人はたぶん付き添いで来ていたのか、 時々、後ろのほうにいる私の方を向いたりします。 内心、え?何か警戒でもされている?なんて思ったりして。 怪しい東洋人がうしろに...? そのうち、お二人は用が済み、受付を離れた時に、 私のほうを時々振り向いていた人がさっと私に話しかけ、 なんとなく申し訳なさそうな表情で、ほんとうに小さな声で、 Vous n'étiez pas avant nous ? あなたは私たちの前にいらしたんじゃありませんか? 自分たちが順番を横取りしちゃったのではないか、 と気にされて何度も振り向かれていたのでした。 Ah, non, non, pas du tout.  あ、いえ、全然そんなことはないですよ。 そう答えると、優しい笑顔で去っていかれた。 気遣いから、こちらを時々見ていたんですね。 この後、スーパーで買い物をし、 駐車場で、隣の車の人の後ろのドアを開けたままにしていた年配のご婦人。 すました表情で、やっぱりどことなく険しい顔つき。 が、私が車でバックしようとしながら、気長に待っていたのに気がつき、 急に、あら、ごめんなさい、とまたとても申し訳なさそうな表情。 大丈夫ですよ、と笑顔で答えると、安心したようにご婦人も笑顔に。 今日はなんだか、年配のご婦人の意外な気遣いに出遭った日でした。 実はスーパーのレジで小切手で支払う際も、こんなことが。 小切手は一旦、機械に飲み込まれ、支払金額などをプリントして、 でてきますが、それにサインをしなくちゃいけません。 ところが、うっかりですね、 レジの店員さんが、 私がサインをしない先に、小切手をレジにしまおうとしたので、 私も焦って、あ、サインさせてください、と言ったら、 レジの綺麗なおばさん、何度も、(綺麗な人でした) Merci beaucoup. C'est vraiment gentil. ああ、ありがとうございます、ご親切に。 ほんとうに安堵したような自分を責めているような表情でした。 南仏の田舎の小さなお話しです。 でも、ちょっぴり日本にいた時のような気持になりました。

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