ロズモンドの華麗にフランス en France

2024/02/24(土)19:47

感染しなかった人の話し

健康 (73)

気が付けば2024年2月も後半。 ふっと思い出したあるフランスの知人の話し。 彼女の恋人は2020年後半?くらいにこれまでにない病気をし、嘔吐をともなう高熱、悪寒が走ったかと思えば、急に熱くなる、という状態で苦しんだという。すでにコロロパンデミック最中の出来事でまともに病院に行けず、恋人が必死に看病した。で、後から、医者から、彼女の恋人はコロ名ウィルス陽性ですという紙を渡され、勤務先にその紙を提出し、数週間の有給休暇扱いを受けたらしい。 あの時期は、大学病院の医者たちも大パニックで、ビニールの黒いゴミ袋をかぶって患者に接していた時期だったか。あれは、2020年春過ぎか、ニュースに流れてきた、とある病院内の様子だったので、同時期じゃないのか。あるいは政府が民衆に対して熱のある人は自宅静養してドリプランでも飲んでいてくださいと言っていた時期だったか。とりあえず、2020年6月頃から、厳戒態勢が緩和されて、フランス国内を自由に移動してよいが、6人以上の集会は禁じるみたいな時期の後だろうと思う。 その彼女がふと思い出して最近話してくれた。 「でも、おかしくない?あれって感染するって言われてたじゃない。私、ずっと一緒に看病してそばにいたのに、何ともなかったのよ」 思わず、私も「それってもしかして何か悪いもの食べちゃってあたっちゃった、だけだったとか?」 あたっただけで高熱が出るかどうかはさておいて。 今は昔の話で私たちは思わず笑ってしまった。 自分は、というと、2009年にとんでもない風邪を引いて、あれ以来、2024年初期まで風邪らしい風邪も引かずに来ている。 南仏には2022年夏まで住んでいたが、南仏では頭痛に悩まされることもなくなっていた。日照時間が長く、空気が乾燥しているのと関係があるんだろうか。フランスは日本に較べると湿気がそんなにない。 今思えば、おかしなことに特にフランスで大手報道機関が一斉にコロロパンデミックをこの世の終わりのように告げ、医者たちや報道記者たち自らも大パニックに陥ったあの2020年春。 あの状況がフランスだけではなく、中国、米国はもとより、欧州連盟加盟国27ヵ国、英国、日本、韓国、イスラエルで起こっていた。インドネシアも。インド、アフリカ諸国も。 そして4社大手の製薬会社の遺伝子治療薬の注射が世界各国で、これしかないんですよ、と治験中にもかかわらず、世界保健機構が承認して、世界中の政府に販売された。 あの液体は、各会社によって異なるみたいだが、中には摂氏マイナス90度で保管しなくてはいけないものもあり、インドやアフリカ諸国の隅々まで行き渡らせるのは無理があった気がする。インドネシアだって、下手すると停電することもあるわけで。インドでは、イベルメクチンで代用したらしい。で、もともとそんなにパンデミックが起こってなかったとある微生物学者の人はユーチューブで話していた。 欧州連盟加盟国のスエ―デンは割にパンデミックに対しては割に冷ややかな出だしで、人との距離をとってくださいくらいだった、と。フランスのように自宅から1㎞先の外出は禁止、出たら135ユーロの罰金、という厳しい対策が取られたことはなかったらしい。フランスではこの厳しい対策に、いやあ、必需品購入どうするの、と民衆が騒いで割と短期間で終わったけれど。 なので、ある医学博士は、あれは医療設備の整った先進国を対象にしたパンデミックですね、と皮肉っている。 思えば、あの2020年春頃から、つい最近までだけれども、私たちときたら、この3年間、冬場に咳もあまり出ず、いつもより体調が良かった。思うに、田舎に住んでいて、それほど多くの人に出遭うこともなく、ということもあるだろうけれど、それなりにフランスのあちこちの町にも時折出没したわけで。 ひょっとすると、2020年春から少なくとも2023年ぐらいまで、フランスの店という店には消毒用アルコールが置かれ、みんな手を消毒していたのもそれなりに効果を発していたのでは、とふと思う。 手が荒れちゃて、と文句を言う人もいたけれど。帰宅後すぐに手を洗うことが習慣づいた人もいた、と思う。今でもアルコールを置いている店はある。思わず使ってしまう自分。 2016年から2024年1月くらいまで、フランスの風邪薬ドリプランもとることもなく、唯一とったのは、日本から送られた咳止めコンタック。あれは翌日に体調がだるくなるようなこともなく、私には最高のお薬だった。 ドリプランは翌日頭痛などが消えても、身体がだるくなる。微生物学者のディディエ・ラウルト博士のユーチューブ講義で、あの薬を睡眠薬代わりに取る人もいるが、肝臓を攻撃するので、長い目で見て、あまり摂取するものではない、と話しておられた。 そのドリプランを政府が勧めていた2020年春から2022年末ぐらいまでかな。熱が出ても、病院には行かずに家でドリプランを飲んで待機してくださいと。 今年の一月に珍しく風邪を引いたら、あ、コロナウィルス感染した?と、みんな聞いてくるので、いやあ、熱もなく3日くらい鼻づまりとだるさがあって、あとの3日はだるくて寝込んでいたが、その後はまた元気になっているので、普通に風邪だと思う、と答える。 実は普通の風邪にもコロナウィルスがあることはウィルス学者の人や微生物学者の人たちが話している。 June Alleida (1930-2007) というスコットランドの病理組織学及びウィルス学者が1965年にコロナウィルスを人間の体内で発見し、1966年にその構造を発表したそうな。 ​Coronavirus humains (HCoV) という論文があって、フランスのカン大学病院の研究者A.Vabretのグループが2008年に発表しているものによると、​​コロナウィルスはもともと哺乳類や鳥類に見受けられていたことが知られ、1960年代にその中の5つのコロナウィルスが人間に移り、呼吸困難を引き起こすサースコヴウィルスが2003年3月に発見されるなどなど。 少なくとも1960年代から知られていたウィルスだった、ということは、ユーチューブから削除されたある米国人も話していたことだったなあ、と。 きりのない話です。

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