老父のつぶやき

2020/07/16(木)21:00

筆書き

分類困難(725)

私の苦手なものはそろばんと習字。そろばんは確か小学校4年くらいから授業の中にでてきたと思うが、読み取り問題を10やって、一つも合わなかったというなんとも屈辱的な経験がある。そのくせ暗算はそれよりもマシだったので暗算してから玉を置く始末。何にもならない。あげく、「今に電子計算機が発達してくるから僕はその勉強をする」とうそぶく生意気なこどもだった。 毛筆も同じ頃から始まる。おさえ・とめ・はね・はらい 何をやらせても不器用。「浮かせて運筆」これが実に下手。ということで行き着く先は「こんなの、やるもんか!」ですんだ時代はよかった。年が高じるにつれ、香料・記帳など筆ペンしかない環境で書かねばならないことが増えてきた。きわめつけは孫の命名。 こうなればもはや居直りだが、幸か不幸か私よりも更に下手な人がいることが分かった。「お父さんの方がずっときれい」ここまで言われたら断れない。半紙を100枚買ってきて、何枚も練習し、最後の2枚でマシな方を採用。 そしてこどもが字の下手なのをなじられたら、こう言えばいい。「じいじより上手だよ」そう、捨て石にすればよいのである。

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