カテゴリ:介護
老人介護をしているのですが、末期がんで亡くなった人を何人も看取り思ったこととしては苦しみながら生き続けていくのと楽になるのはどちらが良いのだろうかと思ってしまうものです。若い人であれば生きる望みを託してどれだけ苦しくても頑張って生きようとする人も少なくありませんが、高齢者の場合には仮に今を何とかすることが出来てもこれから先どれだけ未来があるのだろうかと考えてしまいます。 家族以外の人が第一発見者の孤独死もちろん、考え方は人それぞれですから最後まで必死に生きようとする人もいれば、苦しい思いをして生きたくないという人もたくさんいました。何歳になっても生きる希望を失わずに、最後まで必死で生きようとする人たちに関しては本当に尊敬してしまうもので、自分がこのような状況になった時に同じことを言うことができるのだろうかと思ってしまうほどでした。 逆に毎日痛さに耐えられずに苦しんでいる高齢者たちを見ると、このような人たちは早く楽になりたいのではと思ってしまいますし、実際に自分がそのような状況に陥れば早く死にたいと思うのではないかと考えそうな気がします。最後まで望みを捨てずに生きることは大切だといいますが、それは理想論的なことがあり末期がんの最期を見続けてきていると本当にそれが正しいのかと疑問に思わざるを得ません。苦痛がないというのであれば、最後まで望みを捨てないことは大事なのでしょうが末期がんの最期は生きていくのが辛いというほどに苦しいといいますし、見ていて本当に苦しそうですからどうにかこの苦痛をなんとかしてあげたいといつも思ってしまいます。 ![]() そのため、不謹慎ではあるかもしれませんが亡くなられてしまった時にはどこかホッとして、これで苦しい思いをしなくて済むねと考えてしまいます。実際、赤の他人である自分だけでなく家族の人たちも苦しんでいる姿を見るよりはそのほうが良かったという表情をしている人がいて、このような場合どのような感情が一番正しいのだろうかといつも疑問に感じてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月20日 13時35分47秒
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