ワインと絵画がある生活

2011/06/28(火)23:28

さすがのドメーヌ・ド・ペルドリ

ワイン会あれこれ(308)

前回からの続き。 セラーの一番下に入れていたら、水滴が垂れてエチケットが黒くなってしまった。 1996 Nuits-Saint-Georges 1er Cru AUX PERDRIX(Domaine des Perdrix)ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・ペルドリ(ドメーヌ・デ・ペルドリ) わたしの持参品。 シュヴィヨンなど、人気がイマイチのわりには好きなワインが多いNSG。そのなかでも初めに感銘したのが、このペルドリ。現在はエシェゾーの高評価もあって、そこそこ知られる作り手になっているけれど、ネット通販がほとんど無かった2000年以前はまったく知らない作り手で、単に重量級ボトルにほれただけだった。 この96年を、1999年に初めて飲んだときには、そのうまさにぶっ飛んだことを思い出す。今と比べれば全然浅いキャリアだったけれど、当時数本しか経験していなかったDRCとも遜色ないと感じ、エシェゾーと合わせて1ケース以上購入してしまった。 当時はネット通販が発達していなかったし、日本語で書かれた情報も少なかった。さらには自分自身がワインに凝り始めた時期だったこともあり、当時のワインショップめぐりは、ドキドキする楽しいものだった。あのドキドキは、もう二度と無いと思うけれど、いろいろな意味で感慨深い時期でもある。 初恋の酸っぱい時期ね(笑)。 前置きが長くなったけれど、1ケース近く買った96のNSGペルドリも、これがラストボトル。久しぶりに開けてみたけれど、途中開けたものの中には少々残念だったものもあり、不安になりながら登場。 ワンフレーズで表すと、 うめー、若い! NSGのテロワールは複雑すぎて一言で表すことは出来ないのだけれど、それでも一般に想像されがちな重さや固さはなく、凛とした酸があり、VRにも通じる王道のド真ん中さ。 ソムリエに 「96のブルゴーニュはあまり好きじゃないけれど、これはおいしい」 と言わせる存在感。 まだエロティックになる一歩手前だけれど、間違いなくすばらしいワインとの共通性。あと数年寝かせたら、どれだけ化けるか楽しみでもある。十年以上前にほれ込んだことが確かだったことにほくそ笑む。 分析的に飲んでしまうと、大きなワインとはまた違うのだけれど、思い入れも含めてすばらしいワインに出会えて感銘。 ここのエシェゾーとNSGオーペルドリは本当にすばらしいワインだと思う。すべてのビンテージが、そういうわけじゃないんだけどね。ペルドリのワインを買ったのは02年ビンテージが最後だけれど、ひさしぶりに新しいビンテージを買いたくなってしまった。 ドメーヌ・デ・ペルドリのワインを探す> 【人気のドメーヌ、少量入荷】ニュイ・サン・ジョルジュ・1cru・オー・ペルドリ[2006]ドメーヌ...価格:9,009円(税込、送料別) アンドゥイエット アンドゥイエットとは、豚の腸に、豚のモツを詰めてソーセージ状にしたもの。シャンパーニュ地方の名産料理。臭みはなくプリプリとした食感が楽しい。 つづく。 気が向いたら投票お願いします→

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