最初の債務整理業務
来週は、簡裁代理権の認定証書を法務局に取りに行きます。なんでも登録免許税として5千円が必要になったそうです。事務所でそんな話をしている矢先、はじめて債務整理の案件が私のところに回ってきました。今わかっている分だけで、6つの消費者金融から元本380万円の借り入れがあります。依頼者は無口で表情が暗いのが印象的でした。何とか債務整理手続きが終わるころには、笑顔を取り戻していただきたいという一念で取り組みます。ところで今週は、5億円の売買の立会いに同行し、書類のチェックをしました。根抵当権設定銀行の支店で行われたわけですが、その支店の2階は、この立会い一本の関係者がすべてのテーブルと応接室を使い2時間貸切状態でした。だいたい15分ぐらいで5億円が設定銀行から抹消銀行に動いて終了です。帰りは10数名の銀行員に総立ちで見送られました。額が大きくなればなるほど問題が起こったときの司法書士の責任は当然大きくなります。(それに比べ報酬が少なすぎる。)前日から私でさえ相当緊張しました。あとは無事登記が完了するのを祈るばかりです。これが5連件の申請書の1件に収入印紙240万円分貼った案件です。債務整理事件と立会い、両方とも重要な司法書士の業務ですが、同じ事務所内で同一人物がやることは結構大変なような気がします。特に私の事務所のように未分業なところは。依頼者も法律関係も違う。手続きも違います。事務能力に問題がある私ですが、1円でも多く債務を減らし、又は1円でも多く過払い金をサラ金から返済させて、依頼者の生活改善に資することができればと、夏休みから取り組んでいた土地家屋調査士・表示登記関係の学習を転換して、今はクレサラ関係の書籍を読み漁っている次第です。依頼者との信頼関係を創っていくという課題は来週からの面談を通してということになりますか。どうなることやら。