朱

久しぶりに月と会いました

月を見つけて撮ろうとした

次に顔を上げた時には雲で隠れてしまっていた





口から出る言葉が嫌い

きつく結んで

そのまま嫌いと吐いた




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自分は小さい

全てにおいて

大きくなりたいと思うのは欲

だけど小さいと吐いてるばかりの自分は耐えられない


私の1日　1月　1年はこの家に居る

私の産みの親である人で支配されている

朝起きて最初にするのは

母親の顔色を見ること


母親の機嫌がよければ嬉しい

悪ければ自分が何かしたのかと考える


これが小さいのだと気が付いた

母親の視野の中で縛られる



私は私

それなら

自分で立つ事をしなければ





大きくなりたいの

そう思えば

私の中を洗って

新しい水を流してくれる


これは欲ではない






今日初めて

写真が好きだと思った

今日初めて

私の見る物が紙になる喜びを知った





今日初めて

馬鹿でも飛べると信じた