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カテゴリ:BOOK REVIEW
今更という感もあるが、ブリジッド・ジョーンズの日記を読み終えた。原版/DVD/和訳版これで全て網羅しました。でもまだ続編があるけど・・。ジャマイカのマンゴの木の下で読み始め、皮肉にも文明的な生活が恋しくなった1冊。仕事アリ/週末は友達と飲んで憂さ晴らし/ホームパーティ、なんて生活が輝いて見えた。やっぱ人間ないものねだりのI Want You(by CCB)なんでしょうか。今は・・いつかロンドンに行ってみたい(←単純)。
三十路を過ぎた女子なら誰だって抱える不安をブリッジは全て背負ってる。そうそう!それ私もやる~(やった)!のオンパレード。思いつくままに、あるある探検隊、ハイ→ ・酒のためだけに夜中角のコンビニまで走る。一人でTV相手に手酌、酔っ払う。 ・朝、会社サボって布団の中でチョコ食いながら一日中TV見てたい衝動にかられる。 ・イベント(デートとか)前日、脱毛に明け暮れる。 ・悲観的な妄想(誰も私のことを好きじゃないとか)または自意識過剰に走る。 ・体重の上下(それもグラム単位)に一喜一憂。 ・二日酔いでえずく朝。etc. etc. 不安の数は数え上げればきりがない。失業、失恋、そして未来の自分の死に様(孤独死)。嫌われ松子の一生のような最悪な結果が待っているかもしれないし。そのモヤモヤをウォッカやシャルドネで押し流し、煙草の煙で焼き払う。女として共感しつつ、でもドタバタのコメディ調が楽しかった。最後はハーレクインロマンス風のベタベタなシンデレラ・ストーリーやったけど。彼女の30ン年間の怨念(?)を成仏させるにはこれぐらいしとかなアカンかったんかな。続編があるから、ハッピーエンドではない、てことか。 モール君の大人はわかってくれない(スー・タウンゼント著/原題The Secret Diary of Adrian Mole, Aged 13 3/4)これを読んで思い出したのが、中学生の時大好きだった本。ブリジョンの男の子(中学生)バージョンといったところ(舞台もイギリス)?でも、こっちが先か。イギリス版ライ麦畑でつかまえてかもしれない。主人公は中学生のエイドリアン少年で、普通のもてない君。巨大ニキビのせいで好きな女のコとしゃべれなくなったり、物書きとしての華々しいデビューを夢想したり。彼もまた自意識過剰で空想の世界の住人。それがおかしい(自分見てるみたい?)。最近新刊が出たみたい。ブリジョンに触発されたんかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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