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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:ジャマンガ日記
遅くなりましたが先日キングストンへパスポートの更新へ行ってきました。 国内なのに海外みたいに遠く感じるキングストン。僻地に住んでいるものにはパスポート申請は郵送可という受け皿が用意されている。ハレルヤ。これ、来館は1回で済むというありがたいサービス。 が、書類の内容とか事前の打ち合わせが細かくて「ザ・日本のお役所」。「来館日は絶対守ります。なにかあったら自分が責任を負います」という旨を口頭と同意書で約束させられる徹底ぶり。でも、「気をつけてお越しください」というメールに和んだ。忘れかけていた日本の真心。 在ジャマ四半世紀以上のベテランの知人のすすめで、キングストンへはローカルバスで行くことに。モンティゴベイから朝4時台のバスに乗るので、知人のゲストハウスに前泊。子供は旦那に任せて行くつもりが、直前でゴネられひやっとする。今回だけは絶対に譲れない、同意書書いちゃったし。 ゲストハウスからバスターミナルがあるダウンタウンまではタクシーをチャーター。500ドル(450円ぐらい)でいつでもどこでも来てくれるらしい(電話して起こしてあげなきゃだめだけど)。色んな仕事があるなぁ。当日の朝(というかまだ夜)真っ暗な中ダウンタウンへ。バスターミナルはまだ開いてないので、バスは路駐、トヨタのコースターが並んでる。迷う暇もなく呼びかけられ乗り込むと、もう8割がた席が埋まっていて補助席になった(いいけど)。 噂には聞いていたが想像以上だ。この時間帯のバスはすぐに埋まって出発すること。ビザの手続きで大使館へ行く人が多く、客層もそう悪くないこと。本当にこんな時間なのに、せいいっぱいめかし込んだ人たちが乗り込んでた。こんな世界があるんやー。 「アイスミント!」キャンディ売りが窓から売り込み。ペパーミントのキャンディが乗り物酔いに効くらしく、長旅の前に食べる人がいる。でもこんな時間帯に飴を売ってどれほど儲かるのか?乗って10分もしないうちにバスは出発。真っ暗な中ラジオから流れるマーシャ・グリフィスが妙にはまっていた。 途中休憩もなく飛ばしまくって6時にはキングストン入り。バスは本来キングストンのターミナル止まりだが、希望者は追加料金で大使館があるアップタウンまで連れて行ってもらえるというありがたいシステム。 大使館組には子供もいた。この子も数週間後は機上の人だろう。みんな夢と希望を胸に新天地を目指す――と思ったら感慨深かった。 「オールドホープ・ロードのNCBタワー(日本大使館がある)で降りたい」、と伝えると快く応じてくれたが・・。おーい、通り過ぎてるよー。 しかし、寝ている間にキングストンについてしまうこのローカルバス、すばらしい。これで1200ドル(1100円ぐらい)は安すぎる。きつい時間帯だがいい稼ぎになるのだろう。運転手の太鼓腹とトウがたった車掌の顔が全てを物語っていた。 7時半に大使館前に到着。散歩とコーヒーショップで時間をつぶす。ビジネス街だからか通勤中の人が行き交ってて、私ごときにも「おはよう」と声をかけてくれるのが自然で素敵。 9時になったので大使館へ。2020年東京オリンピックのポスターが貼られている。メールと電話でやり取りしていた担当者は休みで、代わりの方が出てこられたが、引継ぎがうまくいってなかったようで・・ 戸籍謄本なんかそう簡単に手に入らないのに・・ここ日本じゃないんだから。一瞬出直しかと思って気が遠くなった。 ここで、在ジャマイカ日本大使館の蔵書について触れておきたい。ちょっとした図書コーナーがあって、貸出可、マンガもある。アニメ好きジャマイカ人を相手にしているのか何世代も前のマンガ(スラムダンクとか)ばかりで食指が伸びない。アイアムヒーローとか闇金ウシジマくんとかあったらなぁ。外務省のキャラクターになっているのかゴルゴ13だけは持ち出し禁止だった。そう、彼はここでも別格なのだ。 無事新しいパスポートを受け取り、帰りは奮発して高速バス。ローカルバスの3倍の料金で、クーラー、Wifi、トイレ、DVD上映付。客層も打って変わって観光客や金持ちそうな年配女性が占めてた。ジャマイカって色んな意味で広いなぁ。 日本大使館があるNCBタワー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/12/22 09:55:57 AM
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