テーマ:第九合唱団、発進(159)
カテゴリ:第九
先週に引き続き、2度目の指揮者練習でした。
挨拶もそこそこにメインテーマの部分をやり始めました。 今回も何度注意されたか・・・「N」の発音。どうしてもダメなんですよね。途中には「どうしてまだ分からないの次同じことやったら私帰るよ」と言ってしまいました。 練習にも熱が入ってきたというか・・・何度言われても出来ないことや、上手く出来てないところが多くて先生もイライラしてきてしまったらしく、だんだん声を荒げていくのが分かりました。 その矛先は合唱団である私たちだけではなく、ピアニストにまで・・・ 「ちょっと何見てるの?指揮より早いって言ってるでしょ」 「ここで音出してやらなくてどうするの?音が落ちてきてるって聴いてて分かんないの??ちゃんと助けてあげてよ」 「1拍ズレてるこんなんじゃ合唱だって歌えないでしょ」 気の毒といえば気の毒ですが、指揮者が求める音が出ていないのですから言われてしまっても仕方ないですね。 私たちはと言えば先生から言われたコトバでどんどん萎縮してしまって、フーガの部分では「歓喜よ!!」と跳ねるように歌わなくてはいけないところでしょんぼりと歌ってしまう始末 先生は「ここのフロイデ!!全然聴こえないよ。どうしちゃったの?あ、僕が怖かった??さっき言ったことは忘れてここでは跳ねるように歌ってよ」と何とかコチラのモチベーションを挙げるように言ってくれました。 それでも何度となく同じところで止められて同じことを注意されて、先に進めずいつもは9時に終わる練習が9時40分までかかってしまいました そこまで熱の入った指導をして下さった先生にも感謝です。 先生はしきりに「お金とって見に来てもらうんでしょ。これじゃお金取れないよ、分からないからって牛の肉使うはずのところ馬の肉使っていいの??ダメでしょそれじゃ○○(某企業)と同じだよ」 そして一番ずし~んときたコトバは・・・ 「今まで何を練習してきたのせめてベートーヴェンが書いたことは最低限やってよ」 コレはきました。さすがにウチの先生の顔もかなりこわばっていました。 私たちはますます萎縮して歌えなくなってしまいました しかも今までとは違うテンポの取り方があったり、アルトはドのシャープで今まで覚えていたところを「この場所ベートーヴェンはC#で書いてるけど、他の音とぶつかって気持ち悪いので私はフツーのCにするから。今すぐ覚えて」と楽譜とは違う音に直されてしまったんです。 本番1週間前に半音下げて覚えなおすなんて、プロじゃあるまいしなかなか難しいと思うんです。 どんなに頑張っても限界があって出来ないものもある。でもそれは先生の諦められないところというか譲れないところだったんでしょうね。 仕方ないって分かっているし、でも自分の力も全然ない・・・無力です。 こんな状況で本番「歓喜の歌」なんて歌えないです。ツライ、ツライという気持ちばかり 私たちの合唱団は来週もう1度練習して翌日本番を迎えます。どんな演奏会になってしまうのやら・・・。 本番のステージで今年を振り返り「歓喜」を感じることが出来るのか、とても不安です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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