指揮のわざ
テレビを見ていてリモコンの番組表を押して「他にどんな番組やってるかなぁ~」と見たところ気になる番組を発見。○送大学の特別講義「指揮のわざ」というもの。指揮者を目指しているわけでは全くありませんが(笑)かなり興味があったので観てみました。最初のうちは担当講師の矢崎彦太郎さんが2拍子の場合、3拍子の場合・・・といった感じで指揮のやり方を実践してくれていました。私も念のため(?!)キッチンから菜箸を持ち出してやってみました(笑)6拍子は3・3の6拍子なのか、4・2の6拍子なのかによって指揮のやり方が変わる・・・とか、だんだん難しい話になっていきました。その後矢崎先生が実際に展覧会の絵をオケと合わせて指示を出しているところや、その解説をピアニストを呼んで説明していました。「こうに振ったら・・・こうなりますね。」「今度はこうにしたらどうでしょう・・・弾きにくいでしょ」・・・後半はイマイチ意味が分からなくなってきていましたがでも振り方を替えるとちょっとテンポが変わってきて、曲のイメージがどんどん変わってくる・・・というくらいのことは分かりました。第九を3年やって、3度違う指揮者で歌ってみて、指揮者によってこんなに違うんだなぁ~っていうのがすごく分かったし、指揮者ってスゴク大変なんだなぁ~っていうのは常々思っていたので、この番組は貴重だったし、観るだけで結構面白かったです。私が初めて第九をやったときの指揮者大勝秀也先生が「この演奏会が上手くいくかいかないかは全て指揮者である自分の責任になる。合唱団のレベルやオケのレベルが高いとか低いとか全く関係なく、全て自分の責任なんだ」と言っていたのを思い出しました。指揮者ってその曲の知識だけでなく、全ての楽器の知識を持っていなくてはいけないし、それプラスコミュニケーション能力も必要だし、体力も必要だし・・・すごくハードなんだなぁ~って思いました。菜箸握ってマネしてる場合じゃないですねクチャル/展覧会の絵、禿山の一夜サン=サーンス:交響曲 第3番/ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」/矢崎彦太郎,東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団[CD]