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テーマ:ゆとりを考える生活(345)
カテゴリ:衣の会
昨日の「衣の会」もまた留袖の着方だったので、大変でした。普段着とちがって留袖となると比翼がついていて、とても重く生地はつるつるしているので、紐をよほどきつく結ばないと落ちてきてしまうのです。腰ひもをギュっと結んだあとにチェックが入って面白かった。自分ではとてもきつくしたつもりでも、以外とゆるかったり、布をはさんでいたり・・・。でも、やはり「留袖」って豪華で立派です。どんな西洋のドレスにも負けない「ミセスの第一礼装」ということがよく分かります。
<きものの模様づけのお勉強> ■絵羽模様 模様が縫い目で途切れることなく展開し、きもの全体が一幅の絵のように模様がつけられている。一枚の羽のような絵ということから、絵羽模様。留袖、振袖、訪問着などの格調の高いきものに用いられる。 ・総模様:きもの全体に絵羽づけの模様が配されたもの。「振袖」に多く用いられる。 ・裾模様:総模様を簡略化し、裾に絵羽づけの模様を配したもの。江戸時代に贅沢を禁じたときにできた裾模様の江戸褄模様ともいわれ、「留袖」の模様づけに用いられる。 ・肩裾模様:裾だけでなく肩、袖、衿などみも模様を配して「訪問着」の模様づけとして用いられる。わきや、衿で模様が繋がっている。 (絵羽づけの工程) 白生地を裁断し、仮仕立てをし、下絵を描き、解いては縫いをし、染色をしてまた仮仕立てをする。この状態で売っているのが普通なので、よく衣桁にかかっている。 ■付け下げ模様 ・付け下げ訪問着 反物のうちに身頃、衽、衿などに分けてしるしをつけ、仕上がってから縫い目で柄がつながるように模様をつける。絵羽の工程の手間を省きながら絵羽模様に見える。 ・付け下げ小紋 肩山を頂点として前も後ろも一方方向の小紋柄が上向きにつけられたもので、普通の小紋より格が高い。 ■着尺模様(割りつけ模様) 反物全体に一定パターンが繰り返しつけられているもの。小紋染や絣や縞などの折のきものの模様づけ。 とても勉強になりました。特に「訪問着」と「付け下げ訪問着」の違いというのが、はっきりと分かりました。最近は、技術が進歩したので、付け下げでも訪問着と分からないようなものもあるという事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.04 16:53:02
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