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テーマ:ゆとりを考える生活(345)
カテゴリ:文化
北村冨巳子先生の「源氏物語の世界」春のコースが始まりました。
文京大学生涯学習センターです。地下鉄南北線の東大前からすぐなので、なんだかちょっと学生気分が味わえて、いい感じです。学食も利用できます。 「たった一度の契りゆえに長く源氏に愛された女―空蝉」 両親がなくなった後、弟小君を連れて年の離れた伊予介の後妻となる。父中納言な存命中には宮仕えをさせたいと思われていた女性なので、受領の妻になった自分に心楽しまない。継息子の家に身を寄せていた折にその邸にたまたま方違えに来ていた源氏に言い寄られる。その後、二度と源氏に身を許すことをしない。夫と死別した後、継息子紀伊守の懸想をさけるべく出家し、晩年は源氏の二条院にひきとられ静かに暮らす。 「空蝉」セミの抜け殻なんて変な名前ですが、これが所謂源氏名、後からそう呼ばれた名前なんですね。原作には主語がないので、分かりにくいのだそうです。源氏名ってキャバレーかなんかの呼び名??とか思っていたけど、源氏物語から来ているんだ・・・。 空蝉の身をかへてける木の下になほ人柄のなつかしきかな たまたま、朝の電車の中で横顔は女の子かしらと思うような、女の子っぽい格好をした男の子が二人いました。源氏と小君の関係みたい・・千年前の小説なのに今に通じて面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.16 14:52:32
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