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テーマ:お金と社会を考える生活(363)
カテゴリ:思うまま
先ほどのニュースで、
「遺族の訴えが全面的に認められました!」 東京地裁での判決です。8年前に過酷な労働状況からうつ病になって自殺をした小児科医中原利郎さんの遺族の訴え、労災認定が認められました。 小児科を救え! 千葉智子/堀切和雅 ユビキタスタジオ 千葉智子さんは、中原医師のお嬢さんです。父親の仕事姿を小さいときから見ていた智子さんは、医師になりたいと思っていましたが、だんだんと進路を決める時期になってくると、父から医者にはなるなと言われたそうです。その後、父親の自殺、そのショックを乗り越えて、やはり医師になる道を選んだ智子さんが、実際に医療界に入って様々な問題に直面しています。 ミトコンドリア病という難病のお嬢さんをもつ堀切和雅さんが、インタビュー形式で本にまとめられています。 核家族化が進んで、小さい子どもをもつ親の不安感から、夜間の小児科受診者が増えていること、まるでコンビニ感覚で病院に子どもを連れていく親・・・・。そういう受診者側の問題もあるでしょう。 しかし、一番大きな問題は医療制度そのものの問題で、手間がかかるわりには点数にならない小児科の切捨て、少子化で不採算部門になってしまった小児科・・・。小児科だけではなく、病院勤務医の過酷な状況・・など。 米国からの年次要望書には、医療界での規制緩和が並べられている現在、ますます医療の世界にも「格差」がひどくなってくるのでしょうか? 今日の判決で、流れが少しでも変わって行くことを願います。「小児科を救え!」ぜひ、読んでくださいね!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.14 22:02:36
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